ギデオン・フェル博士シリーズ(ディクスン・カー)の読む順番は?

ギデオン・フェル博士シリーズ(ディクスン・カー)の読む順番は?

ギデオン・フェル博士シリーズとは

「ギデオン・フェル博士シリーズ」とは、著者ジョン・ディクスン・カーの代表作の名探偵シリーズです。

ギデオン・フェル博士は250ポンド(113kgくらい)もある巨躯の持ち主で、文学、哲学、法学博士の称号を持ち、王立歴史学会会員の名誉顧問にまでなっている博識な男性です。

ジョン・ディクスン・カーといえば「密室殺人」が大の得意ですが、このシリーズもかなりの頻度で密室殺人が登場します。

有名作といえば、「帽子収集狂事件」や「三つの棺」などがあります。

今回は、「ギデオン・フェル博士シリーズ」についてご紹介いたします。

ギデオン・フェル博士シリーズの読む順番は?(完結済み)

こちらのシリーズは1話完結型なのでどれから読んでも問題ないのですが、ギデオン・フェル博士の初登場回「魔女の隠れ家」は先に読んでもいいと思います。後に登場する語り手のランボールと出会い編もこの巻でしたので、読むと一層面白いと思います。

また、このシリーズは絶版の巻が多いです。出版社様、何卒新訳or再販をお願いします・・・!

長編(全23巻)、短編集(全2巻)

No. タイトル 出版年 あらすじ
1 魔女の隠れ家 1933 あらすじ
2 帽子収集狂事件 1933 あらすじ
3 剣の八 1934 あらすじ
4 盲目の理髪師 1934 あらすじ
5 死時計 1935 あらすじ
6 三つの棺 1935 あらすじ
7 アラビアンナイトの殺人 1936 あらすじ
短編 ある密室(妖魔の森の家に収録) 1938 あらすじ
8 死者はよみがえる 1938 あらすじ
9 曲った蝶番 1938 あらすじ
10 緑のカプセルの謎 1939 あらすじ
11 テニスコートの謎 1939 あらすじ
短編 軽率だった夜盗(妖魔の森の家に収録) 1940 あらすじ
12 震えない男 1940 あらすじ
13 連続殺人事件 1941 あらすじ
14 猫と鼠の殺人 1941 あらすじ
短編 とりちがえた問題(パリから来た紳士に収録) 1942 あらすじ
短編 ことわざ殺人事件(パリから来た紳士に収録) 1943 あらすじ
15 死が二人をわかつまで 1944 あらすじ
16 囁く影 1946 あらすじ
17 眠れるスフィンクス 1947 あらすじ
18 疑惑の影 1949 あらすじ
短編 見えぬ手の殺人(パリから来た紳士に収録) 1957 あらすじ
19 死者のノック 1958 あらすじ
20 雷鳴の中でも 1960 あらすじ
21 悪魔のひじの家 1965 あらすじ
22 仮面劇場の殺人 1966 あらすじ
23 月明かりの闇─フェル博士最後の事件 1967 あらすじ

1巻 魔女の隠れ家

あらすじ

チャターハム牢獄の長官をつとめるスタバース家の者は、代々、首の骨を折って死ぬという伝説があった。

これを裏づけるかのように、今しも相続をおえた嗣子マルティンが謎の死をとげた。

〈魔女の隠れ家〉と呼ばれる絞首台に無気味に漂う苦悩と疑惑と死の影。

カー一流の怪奇趣味が横溢する中に、フェル博士の明晰な頭脳がひらめく……!

→読んだ感想はこちら

2巻 帽子収集狂事件

あらすじ

“いかれ帽子屋”による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。

ポオの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまた、その被害に遭っていた。

そんな折、ロンドン塔の逆賊門で彼の甥の死体が発見される。

古書収集家の盗まれたシルクハットをかぶせられて…。

比類なき舞台設定と驚天動地の大トリックで、全世界のミステリファンをうならせてきた、フェル博士シリーズを代表する傑作。

3巻 剣の八

あらすじ

幽霊屋敷に宿泊中の主教が奇行を繰り返すという訴えがあった。

主教は手摺りを滑り下りたり、メイドの髪を引っ掴んだり…さらに彼はとてつもない犯罪がこれから起こると言っているらしい。

警察はその言葉を信じていなかったが、主教の言葉を裏付けるように隣家の鍵のかかった部屋で射殺体が発見される。

そして死体の側には一枚の不吉なタロットカードが!続出する不可解な謎にギデオン・フェル博士が挑む。新訳決定版

4巻 盲目の理髪師

あらすじ

大西洋をイギリスに向かう豪華客船クイーン・ヴィクトリア号のなかでふたつの重大な盗難事件が、さらには奇怪な殺人事件が発生する。

なくなったはずのエメラルドがいつの間にか持ち主の手にもどったり、死体が消えたあとに〈盲目の理髪師〉が柄に描かれた、血まみれの剃刀が残っていたり。

すれ違いと酔っ払いのどんちゃん騒ぎに織り込まれる、不気味なサスペンスと意表を突くトリック。フェル博士が安楽椅子探偵を務める名長編!

5巻 死時計

あらすじ

月光が大ロンドンの街を淡く照らしている。

数百年の風雨に黒ずんだ赤煉瓦の時計師の家、その屋根の上にうごめく人影。

天窓の下の部屋では、完全殺人の計画が無気味に進行している……。

死体のそばに、ピストルを手にした男が立っていたが……。奇想天外の凶器! 魚のように冷血な機略縦横の真犯人と対決するのは、おなじみフェル博士。

6巻 三つの棺

あらすじ

ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。

やがて二人が入った書斎から、銃声が響く。

居合わせたフェル博士たちがドアを破ると、絨毯の上には胸を撃たれて瀕死の教授が倒れていた! しかも密室状態の部屋から謎の男の姿は完全に消え失せていたのだ!

7巻 アラビアンナイトの殺人

あらすじ

ある夏の夜、ロンドンのウェイド博物館を巡回中の警官が、怪人物を見かけたが、その人物は忽然と消えてしまった。

しかも博物館の中には殺人事件が発生していた。

それはとんでもない大事件の発端であったが、未解決のままだった。

奇書アラビアンナイトの構成にならって、この事件を体験したロンドン警視庁のお歴々三人は、三者三様の観察力と捜査法を駆使して事件を物語る。

そして、その話の聞き手はギデオン・フェル博士である。

ユーモアと怪奇を一体にしたカーの独特な持ち味が、アラベスク模様のようにけんらんと展開する代表的巨編。フェル博士がみごとな安楽椅子探偵ぶりを発揮する異色作。

短編 妖魔の森の家

あらすじ

長編に劣らず短編においてもカーは数々の名作を書いているが、中でも「妖魔の森の家」一編は、彼の全作品を通じての白眉ともいうべき傑作である。

発端の謎と意外な解決の合理性がみごとなバランスを示し、加うるに怪奇趣味の適切ないろどり、けだしポオ以降の短編推理小説史上のベスト・テンにはいる名品であろう。ほかに中短編四編を収録。

収録作品:
・妖魔の森の家
・軽率だった夜盗
・ある密室
・赤いカツラの手がかり
・第三の銃弾

8巻 死者はよみがえる

あらすじ

冒険の末に南アフリカからロンドンへたどり着いた作家のケント。

だが、空腹に苦しんでいた彼は、ホテルで朝食の無銭飲食に及ぶ。

食べ終えた彼に近づいてくるスタッフ。

だが、観念した彼が告げられたのは、予想外の言葉だった――。

残酷不可解な殺人、2件の殺人現場で目撃された青い制服の男の怪……名探偵フェル博士が指摘した12の謎がすべて解かれるとき、途方もない真相が明らかに! 巨匠カーの独壇場たる本格長編が新訳で登場!

9巻 曲がった蝶番

あらすじ

1年前、25年ぶりにアメリカから帰国し、爵位と地所を継いだジョン・ファーンリー卿は偽者であり、自分こそが正当な相続人であると主張する男が現れた。

渡米の際にタイタニック号の船上で入れ替わったのだと言う。あの沈没の夜に―。

やがて、決定的な証拠によって事が決しようとした矢先に、不可解極まりない事件が発生した!巨匠カーによるフェル博士登場の逸品、新訳版。

10巻 緑のカプセルの謎

あらすじ

小さな町の菓子店で、何者かが商品に毒入りチョコレート・ボンボンを混入させ、死者が出るという惨事が発生した。

さらにその町の実業家が、自ら提案した心理学的テストの寸劇中に殺害されてしまう。

透明人間のような風体の人物に、青酸入りの緑のカプセルを飲ませられて。

不気味きわまりない犯行、甚だしく食い違う目撃者の証言。

読む者を驚倒させる、精緻にして大胆な結末とは? フェル博士の毒殺講義でも名高い傑作が新訳で登場!

11巻 テニスコートの謎

あらすじ

雨上がりのテニスコート、中央付近で仰向けに倒れた絞殺死体。足跡は被害者のものと、殺された男の婚約者ブレンダが死体まで往復したものだけ。

だが彼女は断じて殺していないという。

では殺人者は、走り幅跳びの世界記録並みに跳躍したのだろうか?

“奇跡の”殺人に挑むのは、名探偵フェル博士。驚天動地のトリックが炸裂する巨匠の逸品!

12巻 震えない男

あらすじ

サウスエンド海岸にあるロングウッド荘は、十七世紀に建てられ後の当主ノーヴァートが無残な死を遂げて以来、代々の当主が悲運につきまとわれて、奇怪な噂が絶えなかった。

ロングウッド家最後の後継者が邸を売りに出したとき、住む人もない荒れ果てた邸に幽霊が出没するという噂が村に流れた。

だが噂の幽霊の正体を確かめようという買手が現れた。

彼が友人たちを招き、邸宅で幽霊パーティを開いた日、招待客の一人が壁に掛かった拳銃で射殺された。

目撃者の証言によれば、壁に掛かった拳銃が宙に浮いて、ひとりでに狙いをつけて撃ったという!

13巻 連続殺人事件

あらすじ

妖気ただようスコットランドの古城に起きた謎の変死!

妖怪伝説か、保険金目当ての自殺か、それとも殺人か?

密室の謎に興味をそそられて乗りこんだフェル博士の目前で、またもや発生する密室の死。

怪奇と笑いのどたばた騒ぎのうちにフェル博士の解いた謎は、意外なトリックと意外な動機、さらに事件そのものも意外なものであった!

14巻 猫と鼠の殺人

あらすじ

猫が鼠をなぶるように、冷酷に人を裁くことで知られた高等法院の判事の別荘で判事の娘の婚約者が殺された。

現場にいたのは判事ただ一人。

法の鬼ともいうべき判事自身にふりかかった殺人容疑。

判事は黒なのか白なのか? そこへ登場したのが犯罪捜査の天才といわれる友人のフェル博士。意外な真犯人と、驚くべき真相を描くカーの会心作。

短編 パリから来た紳士

あらすじ

カー短編の精髄を集めたコレクション、本巻にはフェル博士、H・M、マーチ大佐といった名探偵が一堂に会する。

内容も、隠し場所トリック、不可能犯罪、怪奇趣味、ユーモア、歴史興味、エスピオナージュなど多彩をきわめ、カーの全貌を知るうえに必読の一巻。

殊に「パリから来た紳士」は、著者の数ある短編の中でも最高傑作といえよう。

収録作品:
・パリから来た紳士
・見えぬ手の殺人(フェル博士)
・ことわざ殺人事件(フェル博士)
・とりちがえた問題(フェル博士)
・外交官的な、あまりにも外交官的な
・ウィリアム・ウィルソンの職業
・空部屋
・黒いキャビネット
・奇蹟を解く男

15巻 死が二人をわかつまで

あらすじ

「きみの婚約者レスリーは過去に3人の男をつぎつぎと毒殺したのだ」劇作家マーカムにこの恐るべき話を詳しく打ち明けた有名な病理学者は、その翌朝、青酸を注射され、密室のなかで死んでいた。

はたして、これも同様な方法による毒殺なのか?

レスリーは疑われて当然だった。平和な村に渦まく黒いうわさ…

複雑怪奇な謎にいどむフェル博士。密室の謎は解けるのか? カー中期を代表する傑作。

16巻 囁く影

あらすじ

パリ郊外の古塔の頂で、土地の富豪が死体で発見される。

警察は自殺としたが、世間は吸血鬼の仕業と噂した。

数年後、事件を調査していた歴史学者の妹が何者かに襲われ、瀕死に陥る。なにかが“囁く”と呟きながら……。

17巻 眠れるスフィンクス

あらすじ

長い連隊勤務から帰ってきたホールデンは、以前親しくしていた娘シーリアの姉が死亡したという話を聞いた。

姉の突然の死で、シーリアも精神障害を起こしているらしい。

だが、実際に彼女に会ってみたホールデンは驚いた。

姉は脳出血で死んだのではなく、夫からひどい虐待をうけつづけた末に、毒をあおって自殺したと、シーリアが言い張ったのだ。

それは病んだ心が生んだ誤った事実なのか、それとも冷厳な事実だったのか……愛と憎しみの交錯する人間模様と納骨所に起った奇怪な現象。 名探偵フェル博士が解き明した意外な真相とは? 改訳決定版。

18巻 疑惑の影

あらすじ

弁護士バトラーはテイラー夫人殺害の容疑で捕われた娘ジョイスの弁護を引き受けた。

不利な状況から無罪判決を勝ち取るが、今度は夫人の甥が毒殺された。フェル博士とバトラーが突き止めた真相とは? バトラー初登場。

19巻 死者のノック

あらすじ

英文学教授ルースベンは呆然と立ち尽くした。

女が胸に短剣を突き立てて死んでいたのだ。

彼がこの女ローズを訪れたのには理由があった。 彼女との仲が原因で妻に逃げられたルースベンに、ローズの家に行くようにという謎の電話があったのだ。

他殺の疑いが濃かったが、現場は厳重に鍵がかかった密室だった─ウィルキー・コリンズが書き残したといわれる筋書きどおりに行われた密室殺人の謎!名探偵フェル博士登場の本格傑作

20巻 雷鳴の中でも

あらすじ

雷鳴轟くとき、往年の名女優イブが山荘のテラスから転落死した。

同席していたのは知人の娘だけで、一見したところ事故死であった。 が、17年前、同様の事件が起こっていた!

イブの婚約者の大富豪がテラスから転落死したのだ。

その現場にいたのはイブだけであった。 男は事故死と断定され、彼女は巨額の遺産を相続した。

長い年月をはさみ、奇妙に符合する二つの死─フェル博士はこの謎を解くべく、17年の時の流れに挑む!

21巻 悪魔のひじの家

あらすじ

〈悪魔のひじ〉の家につぎつぎと起こる怪事件。

その謎に迫るフェル博士。 待望の〈不可能犯罪〉の大家カーの長編。

22巻 仮面劇場の殺人

あらすじ

かつて、舞台で俳優が急死するなど不幸の続いた仮面劇場。

そこでいま、新たに結成された劇団が初公演を控えていた。演目は因縁の『ロミオとジュリエット』。

過去との符合に得体の知れぬ不安が漂う初公演前夜、悲劇は起きた。

何者かの放った石弓の矢が、観劇中だった往年の名女優の体を貫いたのだ。フェル博士がアメリカで遭遇した難事件。

23巻 月明かりの闇─フェル博士最後の事件

あらすじ

現場に到着したフェル博士の目の前で、死体は広々とした浜辺の真ん中に横たわっていた。

背後から鈍器で殴られたらしく、頭の右側がつぶされている。

濡れた砂には被害者自身の足跡が残るのみ……犯人は宙に浮いた状態で凶器を振るったとでもいうのか? 南部の邸宅で起きた謎めいた殺人事件。

当主一族に伝説として残る百年前の惨劇が現代に再現された!名探偵フェル博士の慧眼が、最後の最後に見抜いた意外な真相とは。

まとめ

このシリーズは非常に入手しずらくて全部読めているわけではないんですが、結構面白い巻があります。微妙な巻もあるんですが・・・

機会があればぜひご覧になってみてください!

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