吉敷竹史シリーズ(島田荘司)の読む順番は?全16巻をご紹介!

吉敷竹史シリーズ(島田荘司)の読む順番は?全14巻をご紹介!

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吉敷竹史シリーズとは

「吉敷竹史シリーズ」とは、著者の島田荘司が描いた警視庁に所属する主任刑事が推理をして事件を解決していくシリーズです。

このシリーズをどれから読んでいいかわからない方は、まず「寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁」を読んでみてください。
ドラマ化もされたほどの人気作です。

今回はこちらのシリーズをご紹介いたします。

島田荘司の他作品について

著者の島田荘司さんの他シリーズや作品については以下でまとめています。併せてご覧ください。

【永遠の名作】御手洗潔シリーズ(島田荘司)の読む順番一覧|未完結の名作ミステリー
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島田荘司の作品一覧・シリーズまとめ【日本の本格ミステリー作家】
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吉敷竹史シリーズの読む順番は?(全16巻)

このシリーズは、順番に読んでください。時系列順に進みます。
ただ、一部絶版になってるので、Kindleか古本屋か図書館で読んだほうがいいかもしれません。

長編15作、短編5作

No.タイトル出版年あらすじ
1寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁1984あらすじ
2出雲伝説7/8の殺人1984あらすじ
3北の夕鶴2/3の殺人1985あらすじ
4消える「水晶特急」1985あらすじ
5確率2/2の死1985あらすじ
6Yの構図1986あらすじ
7灰の迷宮1987あらすじ
短編展望塔の殺人1987
8夜は千の鈴を鳴らす1988あらすじ
短編毒を売る女1988あらすじ
9幽体離脱殺人事件1989あらすじ
10奇想、天を動かす1989あらすじ
11羽衣伝説の記憶1990あらすじ
短編踊る手なが猿1990あらすじ
12ら抜き言葉殺人事件1991あらすじ
13飛鳥のガラスの靴1991あらすじ
14涙流れるままに1999あらすじ
短編吉敷竹史の肖像2002あらすじ
15龍臥亭幻想(上・下)2004あらすじ
短編光る鶴2006あらすじ
16盲剣楼奇譚2019あらすじ




吉敷竹史シリーズ1巻
寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁

あらすじ
ある日の明け方、双眼鏡で豪華マンションの一室を覗き見していた作家の安田は、入浴中の女性を目撃する。
だが、いくら時間が経っても女性は浴槽に浸かったままだった。翌朝、ふたたび女性が入浴していた浴室を覗いた安田は、顔の皮膚が剥がされた無残な遺体を発見する。

被害者は九条千鶴子、銀座のクラブの看板ホステスだった。
吉敷刑事らは捜査を始めるが、千鶴子が殺害されたと思われる時間帯、彼女は寝台特急はやぶさに乗っていたことが判明する!

「大きく波打った長髪、二重まぶたで鼻筋が通ったファッションモデルのよう」と描写された吉敷竹史刑事が初めて世に登場した記念碑的作品!

吉敷竹史シリーズ2巻
出雲伝説7/8の殺人

あらすじ
出雲の八岐大蛇伝説が事件の鍵を握る!
トラベルミステリーと本格ミステリーが融合した傑作。

山陰地方のローカル線の終着駅で、紙袋に入れられた女性の死体の一部が次々と発見された。
胴体は大阪で発見されるが、頭部は見つからず被害者の身元が特定できない。

捜査の結果、被害者は死亡推定時刻にはブルートレイン〈出雲一号〉に乗車していたことが判明する。
被害者は大学の助手と思われ、有力な容疑者が浮かび上がるが、鉄壁のアリバイが追及を阻む。

休暇で故郷に帰っていた吉敷刑事は、捜査に協力することになるが――。

吉敷竹史シリーズ3巻
北の夕鶴2/3の殺人

あらすじ

離婚した妻・通子から掛かってきた一本の電話。
ただ、「声が聞きたかった」と言うだけの電話を不審に思った吉敷は、通子を追って上野駅へ向かう。

発車した〈ゆうづる九号〉に通子の姿を認めた吉敷だが、翌日、車内から通子と思われる死体が発見された。
通子の足跡をたどる吉敷は、彼女が釧路で殺人事件の容疑者となり、姿を消していたことを知る。

次々と降りかかる難事に身も心も傷だらけになりながら、別れた妻の無実を証明するため盛岡、そして釧路へと吉敷の捜査行は続く。

吉敷竹史シリーズ4巻
消える「水晶特急」

あらすじ
1985年4月、国鉄が誇る〈水晶特急〉が、上野から酒田まで、マスコミ関係者を乗せて処女旅行に出発した。
その直後、列車強奪に遭う。犯人は大物代議士・加灘耕平の旧悪告白を要求し、人質の中の週刊誌記者・蓬田夜片子に、マスコミ公表の役目を命じた。
だが、驀進する列車は人質もろとも突然消失した。奇想天外な大トリックを駆使し、華麗に描く傑作ミステリー。

吉敷竹史シリーズ5巻
確率2/2の死

あらすじ
プロ野球のスター・プレーヤーの子供が誘拐された。身代金一千万円。
警視庁捜査一課の吉敷竹史刑事は、姿を見せぬ誘拐犯の指示で赤電話から赤電話へ、転々と走り回る。
が、六度目の電話を最後に、犯人は突然、身代金の受け取りを放棄し、子供を解放した。
果たして犯人の目的は何か。鬼才が野心的着想で挑んだ長編推理小説。

吉敷竹史シリーズ6巻
Yの構図

あらすじ
昭和61年8月18日、上野駅の隣接するホームに相前後して到着した上越、東北新幹線の中から、女と男の服毒死体が発見された!
男は盛岡の中学教師、女はその教え子の母親であった。二つの死体の側にはなぜか花束が……。自殺か? 他殺か?

警視庁捜査一課の吉敷竹史は、不可解な事件の謎を追い盛岡へ――。いじめ問題を素材に、著者が渾身の筆で描いた本格推理!

吉敷竹史シリーズ7巻
灰の迷宮

あらすじ
新宿駅西口でバスが放火され、逃げ出した乗客の一人がタクシーに轢ねられ死亡。
被害者・佐々木徳郎は、証券会社のエリート課長で、息子の大学受験の付き添いで鹿児島から上京中の出来事だった。
警視庁捜査一課の吉敷竹史は、佐々木の不可解な行動や放火犯として逮捕した男の意外な告白から、急遽、鹿児島へ…。アッと驚く犯人像。鬼才が放つ新機軸の本格推理。

吉敷竹史シリーズ8巻
夜は千の鈴を鳴らす

あらすじ
JR博多駅に到着した寝台特急〈あさかぜ1号〉の二人用個室から、女性の死体が発見された。
彼女は鬼島総業の女社長・鬼島政子で、検死の結果、死因は心不全と判明。
だが、前夜、政子が半狂乱になり口走った「列車を停めて、人が死ぬ!
「ナチが見える」という意味不明の言葉に、捜査一課の吉敷竹史は独自の捜査を開始する。本格推理の鬼才が時刻表を駆使した自信作。

吉敷竹史シリーズ 短編集
毒を売る女

あらすじ
夫に性病をうつされ、それが不治の病と知ったとき、若妻は狂った!
大道時靖子は、秘密を打ち明けていた友人とその家族に対して、次々と鬼気迫る接触をはじめ……。(「毒を売る女」)

“糸ノコとジグザグ”という風変わりな名のカフェ・バー。だが、店名の由来には、戦慄すべき秘密が……!?(「糸ノコとジグザグ」)
本格推理の旗手が精選した、サスペンス&トリックの自信作。

吉敷竹史シリーズ9巻
幽体離脱殺人事件

あらすじ
警視庁捜査一課・吉敷竹史の許に、一枚の異様な現場写真が届いた。
それは、三重県の観光名所・二見浦の夫婦岩で、二つの岩を結ぶ注連縄に、首吊り状態でぶら下がった中年男の死体が写っていた。
しかも、死体の所持品の中から、吉敷が数日前、酒場で知り合った京都在住の小瀬川杜夫の名刺が…。本格推理の鬼才が圧倒的筆力で描く、トリック&サスペンス。

吉敷竹史シリーズ10巻
奇想、天を動かす

あらすじ
浅草で浮浪者風の老人が、消費税12円を請求されたことに腹を立て、店の主婦をナイフで刺殺した。
だが老人は氏名すら名乗らず完全黙秘を続けている。この裏には何かがある。
警視庁捜査一課の吉敷竹史は、懸命な捜査の結果、ついに過去数十年に及ぶ巨大な犯罪の構図を突き止めた。―壮大なトリックを駆使し、本格推理と社会派推理とを見事に融合させた傑作。

吉敷竹史シリーズ11巻
羽衣伝説の記憶

あらすじ
警視庁捜査1課の吉敷竹史は、ふと入った画廊で作者のない“羽衣伝説”と題された彫金を目にした。
これは、別れた妻・通子の作品では?妻への思いをかきたてられた吉敷は、ホステス殺しの真犯人を追いつつ訪れた伝説の地で、意外にも妻の出生の秘密に行きあたる。好評吉敷シリーズ異色の文庫書き下ろしラブ・ストーリー。

吉敷竹史シリーズ 短編集
踊る手なが猿

あらすじ
新宿西口地下にあるケーキ屋のガラスケースの上にすわる猿の人形。
向かいの喫茶店で働く純子は、この猿に結ばれている赤いリボンが、時によって位置を移動するのが気掛かりだった。(「踊る手なが猿」)
都立高の敷地から江戸時代の墓地が? その中の樽形の棺に男女2体の人骨と、密封された小壺が入っていた。(「暗闇団子」) サスペンス&トリック傑作集。

吉敷竹史シリーズ12巻
ら抜き言葉殺人事件

あらすじ
ピアノと日本語を教えている笹森恭子が、自宅のベランダで首吊り自殺をした。
部屋には、ある作家に誤りを指摘した手紙に対する返信が残されていた。
警視庁捜査一課の吉敷竹史は、現場に不審を抱き、殺人説を唱える。そんな時、またもや自殺者が。
しかも、恭子に来ていたのと同じ作家からの葉書が…。本格推理の鬼才が、現代の世相を鋭く抉った異色の長編力作。

吉敷竹史シリーズ13巻
飛鳥のガラスの靴

あらすじ
映画俳優の大和田剛太の自宅に、差出人不明の郵便小包が届いた。
なかから、塩漬けにされた剛太の右手首が…。剛太自身は行方不明のまま、事件は迷宮入りの様相を呈した。
警視庁捜査一課の吉敷竹史は、この管轄違いの事件に興味を抱く。
彼は主任と衝突しながらも、敢然とこの難事件に挑むが…。日本古来の民話を題材に、本格推理の鬼才が描く長編力作。

吉敷竹史シリーズ14巻
涙流れるままに

あらすじ
吉敷竹史の元妻・加納通子は、「首なし男」に追われる幻影に悩まされていた。
その原因は、数奇な運命に翻弄されてきた自らの半生にあるのではないかと思い至る。
過って級友を死なせた事件。婚礼の日に自殺した麻衣子と、直後の母の変死。
そして柿の木の根本に埋めたあるものの忌まわしい記憶!?通子は少女時代に体験した数々の悲劇の真相を探る決心をしたが…。

吉敷竹史シリーズ 短編集
吉敷竹史の肖像

あらすじ
「秋好事件」という現実の事件を題材に取って、一編の詩を思わせる美しい風景を作中に現出させた渾身の書下ろし最新作「光る鶴」と、吉敷竹史はなぜ刑事になったのか、そのきっかけとなった「最初の事件」を瑞々しい筆致で描いた珠玉の青春小説「吉敷竹史、十八歳の肖像」。
ファン待望の書下ろし二編に、イラスト&エッセイ、対談、作品紀行グラフ、事件年史表など、吉敷竹史攻略編も充実したシリーズ最新作。

吉敷竹史シリーズ15巻
龍臥亭幻想(上・下)

あらすじ
石岡和己、犬坊里美、そして加納通子――。
雪に閉ざされた龍臥亭に、8年前のあの事件の関係者が、再び集まった。雪中から発見された行き倒れの死体と、衆人環視の神社から、神隠しのように消えた巫女の謎!
貝繁村に伝わる「森孝魔王」の伝説との不思議な符合は、何を意味するのか? 幻想の「龍臥亭事件」が、いま、その幕を開ける!

御手洗シリーズと吉敷シリーズがコラボした作品。
御手洗シリーズについては以下を御覧ください。


【永遠の名作】御手洗潔シリーズ(島田荘司)の読む順番一覧|未完結の名作ミステリー
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吉敷竹史シリーズ 短編集
光る鶴

あらすじ
捜査一課の吉敷竹史は、知人の葬儀で九州・久留米市へ。そこで出会った青年から、義父の再審への協力を頼まれる。
二十六年前、三人の女性を殺して死刑判決を受けた「昭島事件」。

すでに人の記憶は風化しており、冤罪事件を覆す証拠は見つかるのか(「光る鶴」)。―吉敷竹史は、なぜ刑事になったのか(「吉敷竹史、十八歳の肖像」)の他、文庫書下ろし(「電車最中」)を収録。

吉敷竹史シリーズ16巻
盲剣楼奇譚

あらすじ
江戸時代から続く金沢の芸者置屋・盲剣楼で、終戦直後の昭和二十年九月に血腥い大量斬殺事件が発生した。

軍人くずれの無頼の徒が楼を襲撃、出入り口も窓も封鎖されて密室状態となった中で乱暴狼藉の限りを尽くす五人の男たちを、一瞬にして斬り殺した謎の美剣士。

それは盲剣楼の庭先の祠に祀られた伝説の剣客“盲剣さま”だったのか?
七十余年を経て起きた誘拐事件をきっかけに、驚くべき真相が明かされる!