国名シリーズ|探偵エラリークイーンの読む順番とおすすめランキングご紹介!

国名シリーズ|探偵エラリークイーンの読む順番とおすすめランキングご紹介!
ぶくおくんぶくお
エラリー・クイーン先生の「国名シリーズ」を紹介するよ。パズルを解いてるみたいんでとってもワクワクするミステリーなんだ!
国名シリーズは順番に読むべき? どれから読んでも大丈夫です。 ただし、順番に読むと主人公の成長が見れて、より深くシリーズを楽しめますよ!詳しくはこちら
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国名シリーズ(探偵エラリー・クイーンシリーズ)とは

国名シリーズ(探偵エラリー・クイーンシリーズ)とは、著者のエラリー・クイーン(Ellery Queen)が執筆した、同姓同名の名探偵エラリー・クイーンの本格ミステリ小説シリーズです。(全43巻、完結済みです)

ちなみに著者のエラリー・クイーンという名前ですが、実は「フレデリック・ダネイ(プロット・トリックの天才)」と「マンフレッド・ベニントン・リー(小説の天才)」の二人のペンネームです。

国名シリーズの「読者への挑戦」

国名シリーズの有名な特徴として、「読者への挑戦」が物語の謎解き前に用意されてることです。

著者の遊びなんですが、実際に解けるようにきちんと、謎を解く鍵が提示されているようです。

純粋にミステリを楽しみたい方には堪らない仕掛けなので、ぜひ一度読んでもらえると楽しさがわかると思います。

今回は、国名シリーズの他にライツヴィルシリーズ、ハリウッドシリーズとも呼ばれているので、そちらも含めて読む順番をご紹介します。

その他、エラリー・クイーンの全作品は以下の記事でご紹介しています! 合わせてご覧ください。

→エラリー・クイーンのおすすめ名作ランキング5選!初心者も読みやすい全作品のまとめ

探偵エラリー・クイーンシリーズの登場人物

名探偵のエラリー・クイーン

主人公は、著者と同じ名前のエラリー・クイーンという青年探偵です。

丸眼鏡をしていて、180cm、顔立ちが整った青年です。(シリーズを読んでいくと50代くらいまで成長したりする)

ハーバード大学の時はたまに詩を書いてる人でしたが、シリーズを追うごとに小説家になったり、ハリウッドで脚本家をやったりします。

女性にモテますが、本人はそこまで女に興味はない模様。(ただし、「ローマ帽子の秘密」で結婚して子供がいるみたいです。)

推理方法は完全ロジック思考で、消去法を使います。しかしライツヴィルシリーズのあたりから、人物像の観察も行うようになりました。

警視の父リチャード・クイーン

対する相棒役は、エラリーの父、リチャード・クイーン警視です。

立派な髭を蓄えた名警視で、いつもかぎタバコ(タバコくずをそのまま吸うもの)を吸っている、ニコチン中毒みたいな人です。

あとちょっと荒っぽいけど正義感あふれる人。

エラリーと従僕のジュナと一緒に住んでいます。

このシリーズはリチャード警視の事件を手助けする形で、エラリー・クイーンは難事件を次々と解いていきます。

国名シリーズの読む順番

国名シリーズとは、1〜11巻目までのタイトルが全て国名なので、そう呼ばれています。(中途の家は違うんですが、なぜか含まれています)

ただし日本限定の呼び方で、海外ではエラリー・クイーンシリーズと呼ばれています。

国名シリーズの読む順番(全11巻)

ぶくおくんぶくお
ぼく的には、順番で読んでほしいな。最初は純粋にミステリーだけだったのに、だんだん物語が面白くなるのを味わってほしい。

1巻ごとに完結しているので順番に読む必要はありませんが、全て面白いのでぜひ順番に読んでほしいです!

国名シリーズの出版社のおすすめは「角川文庫」です。

ちなみにタイトルは、「~の秘密」や「~の謎」と出版社によって翻訳が違いますのでお気を付けください。

No, タイトル 出版年
1 ローマ帽子の秘密 1929
2 フランス白粉の秘密 1930
3 オランダ靴の秘密 1931
4 ギリシャ棺の秘密 1932
5 エジプト十字架の秘密 1932
6 アメリカ銃の秘密 1933
7 シャム双子の秘密 1933
8 チャイナ蜜柑の秘密 1934
9 スペイン岬の秘密 1935
10 中途の家 1936
11 ニッポン樫鳥の謎 1937

ライツヴィルシリーズなどの読む順番(国名シリーズの続き)

エラリー・クイーンが登場する巻は、国名シリーズの後にもまだまだあります!

出版順に並べていますが、できればこの順番で読んでもらうとより著者の苦悩やミステリー小説への考え方などが見えてきますので、ぜひご一読ください。

すでに絶版となっているものが多いので、中々読むのが難しいかもしれません。

出版社の方、ぜひ新訳で復活をどうぞよろしくお願いします。

No. タイトル 出版年数 備考
12 悪魔の報復 1938年 ハリウッドシリーズ1巻
13 ハートの4 1938年 ハリウッドシリーズ2巻
14 ドラゴンの歯 1939年 ハリウッドシリーズ3巻
15 災厄の町 1942年 ライツヴィルシリーズ1巻
16 靴に住む老婆 1943年
17 フォックス家の殺人 1945年 ライツヴィルシリーズ2巻
18 十日間の不思議 1948年 ライツヴィルシリーズ3巻
19 九尾の猫 1949年
20 ダブル・ダブル 1950年 ライツヴィルシリーズ4巻
21 悪の起源 1951年
22 帝王死す 1952年 ライツヴィルシリーズ5巻
23 緋文字 1953年
24 最後の一撃 1953年
25 盤面の敵 1963年 ※シオドア・スタージョンの代作
26 第八の日 1964年 ※アヴラム・デイヴィッドソンの代作
27 三角形の第四辺 1965年 ライツヴィルシリーズ6巻 ※エイヴィラム・デヴィットスンの代作
28 恐怖の研究 1966年
29 1967年
30 真鍮の家 1968年
31 最後の女 1970年 ライツヴィルシリーズ7巻
32 心地よく秘密めいた場所 1952年
33 間違いの悲劇 1999年 短編と未完結「間違いの悲劇」のプロットが収録

番外と映像の小説化

No. タイトル 収録作品 出版年数
1 クイーン警視自身の事件 1956
2 エラリー・クイーンの事件簿1 ・消えた死体 ・ペントハウスの謎 1972
3 エラリー・クイーンの事件簿2 ・生き残りクラブの冒険 ・殺された百万長者の冒険 ・完全犯罪 1974

短編集

No. タイトル 出版年数
1 エラリー・クイーンの冒険(新訳) 1934
2 エラリー・クイーンの新冒険(新訳) 1940
3 犯罪カレンダー(1〜6月) 1953
3 犯罪カレンダー(7〜12月) 1953
4 クイーン検察局 1955
5 クイーンのフルハウス 1965
6 クイーンの犯罪実験室 1968

国名シリーズのおすすめランキング5選

まず最初に、探偵エラリー・クイーンシリーズ全33巻ほど読んだ、私個人のおすすめランキングを初心者向け5作品ご紹介します。

できるだけ読みやすく、物語的に面白いものを選んでおります。

1位 チャイナ蜜柑の秘密(8巻)

あらすじ

NYの“ホテル・チャンセラー”22階で、火掻き棒で頭蓋骨を粉砕された男の死体が見つかった。

部屋の持ち主は、出版社を経営し、切手収集家としても名が知られているドナルド・カーク。

外出先から、友人のクイーンを伴い、晩餐会に出席するため、事務室に寄った時の出来事だった。

殺された男の正体は誰もわからない。ただ、死人の衣服が前後逆に着せられており、部屋の中も何もかも逆向きだった…。

2位と迷ったんですが、やはりこの巻です。

理由は、シリーズには珍しく第三者の視点から入ってロマンスから始まり、事件も最後まで全く読めなくて二重に面白かったからです。

国名シリーズってよくも悪くもミステリ中心だったのに、この巻は物語としても面白かったので個人的に一番好きでした。

実は著者が自作作品の中でベスト1位としてランクインしているのが、この巻です。 ちなみに、2位「災厄の町」、3位「中途の家」です。

この3つだけはぜひ読んでいただきたいところです。

2位 シャム双子の秘密 (7巻)

あらすじ

カナダでの休暇からもどる途中、山火事に遭遇したクイーン父子。

身動きが取れなくなったふたりが見付けたのは、薄気味悪い雰囲気が漂う屋敷だった。

初めは使用人に追い払われたものの、主人であるゼイヴィア博士の好意で、泊まらせてもらえることに。

しかし翌朝、書斎で博士の射殺体が発見される。

右手の指には半分にちぎれたトランプが挟まっていた。

まさかの山火事で遭難しかけたエラリーとリチャード警視。

火の手が逃亡先でお邪魔していた家にも伸びてきて食料も尽き、かなり緊迫した状況下にエラリーたちは陥ります。

かなりドラマティック状況なんですが、そんな中で冷静に謎解きをします。

最後の謎解きは、このシリーズの中でもかなり場が盛り上がった作品です。

3位 中途の家(10巻)

あらすじ

ニューヨークとフィラデルフィアの中間にあるトレントンという町で、一人の男が殺された。

被害者は、エラリーの旧友ビルの妹の夫だった。現場に向かったエラリーが調査を進めていくと、男の妻だという女性が新たに現れる。

2つの都市を行き来して二重生活を送っていた男は、どちらの人格として殺されたのか?論理パズルと人間ドラマが融合した、クイーンの傑作。

これはミステリ小説として、文句なしの作品です。

今までいろんなミステリ小説を読んできましたが、ここまで犯人が読めなかった作品はありません。(いやきちんとロジックを立てながら読めばわかるように作られてると思いますが、それでも一本とられました。)

最後の謎解きで、全てに合点がいきます。

4位 スペイン岬の秘密(9巻)

あらすじ

北大西洋に突き出したスペイン岬にあるゴドフリー家の別荘で殺人事件が起きた。

殺されたのは、ゴドフリー氏の客人。

マントにステッキといういでたちで発見されたが、マントの下は全裸だった。休暇中のマクリン判事のもとに遊びに来ていたエラリーはその捜査に付き合わされることに。

さらに、同時に起きていたゴドフリー家の娘・ローザの誘拐事件との関係とは…?

シリーズの中で物語がピカイチに面白い作品です。

さすがに1位よりは個人の好みが下回ってしまったのですが、この巻も秀逸です。

死体が全裸という突飛な工夫も最高です!意味がわからなくて最初はちょっと笑ってしまいました。

5位 ローマ帽子の秘密(1巻)

あらすじ

ブロードウェイのローマ劇場で異常事態が発生。

劇の進行中に、ほぼ満席状態の観客席から男の毒殺死体が発見されたのだ。

騒然とする劇場に颯爽と現れたのは市警きっての名捜査官リチャード・クイーン警視。

そしてその息子で、推理作家にして天才探偵のエラリー・クイーン。

劇場から忽然と消え失せた被害者のシルクハットの謎を追う!

著者エラリークイーンのデビュー作です。

これがデビュー作とは…と驚くこと必須です。緻密にプロットを組んであってかなり面白いです。

初めての人でも1作目は読みやすいと思います。

ただ、登場人物がちょっと多いので、人物紹介を見ながら読んだほうが読みやすいかもしれません。

途中で読者への挑戦があるので、ぜひ読みながら推理してみてください。

キーポイントは、「帽子」です。

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