【決定版】ポアロシリーズ(アガサクリスティ)の読む順番をご紹介|全42作品

【決定版】ポアロシリーズ(アガサクリスティ)の読む順番をご紹介!(全42作品)

ぶくおくんぶくお

今回はアガサクリスティの大人気「ポアロシリーズ」の読む順番をご紹介!作品に繋がりはないけど、ぜひ出版年順に読んでほしいな〜


目次

名探偵ポアロシリーズとは?

名探偵ポアロシリーズとは、著者のアガサ・クリスティが作り出した世界的大ヒットしたミステリー小説シリーズです。

ポアロは口髭をピンとたくわえた中年の男性で、自らの「灰色の脳細胞」を世界一と評しているほどの自信家です。

どれから読んでいいかわからない方は、まず「オリエント急行の殺人」と「ナイルに死す」らへんを読んでみてください。わかりやすくてどなたでも楽しめると思います!

【決定版】名探偵ポアロシリーズの読む順番は?(全42巻)

このシリーズは、順番に読まなくても問題はありません。

ただ、以下の刊行順に読むと「あの事件の後〜」など前後の巻で登場した事件に触れる時がありますので、ミステリー好きはぜひ順番に読んでみてください。

ちなみに「早川書房」さんの翻訳本がおすすめです。誤訳が少なく、安定して楽しめます。
以下の一覧表は、全て早川書房さんでまとめています。

Amazonにもポアロシリーズの一覧が掲載されています。合わせて御覧ください。
Amazonでポアロシリーズを見る

名探偵ポアロシリーズの順番一覧(全42巻/出版順)

No. タイトル 出版年 洋書(原書) あらすじ
1 スタイルズ荘の怪事件 1920 洋書 あらすじ
2 ゴルフ場殺人事件 1923 洋書 あらすじ
中短編 ポアロ登場 1924 洋書 あらすじ
3 アクロイド殺し 1926 洋書 あらすじ
4 ビッグ4 1927 洋書 あらすじ
5 青列車の秘密 1928 洋書 あらすじ
6 邪悪の家 1932 洋書 あらすじ
7 エッジウェア卿の死 1933 洋書 あらすじ
8 オリエント急行の殺人 1934 洋書 あらすじ
9 三幕の殺人 1935 洋書 あらすじ
10 雲をつかむ死 1935 洋書 あらすじ
11 ABC殺人事件 1935 洋書 あらすじ
12 メソポタミヤの殺人 1936 洋書 あらすじ
13 ひらいたトランプ 1936 洋書 あらすじ
中短編 死人の鏡 1937 洋書 あらすじ
14 もの言えぬ証人 1937 洋書 あらすじ
15 ナイルに死す 1937 洋書 あらすじ
16 死との約束 1938 洋書 あらすじ
17 ポアロのクリスマス 1938 洋書 あらすじ
中短編 黄色いアイリス 1939 洋書 あらすじ
18 杉の柩(すぎのひつぎ) 1940 洋書 あらすじ
19 愛国殺人 1940 洋書 あらすじ
20 白昼の悪魔 1941 洋書 あらすじ
21 五匹の子豚 1943 洋書 あらすじ
22 ホロー荘の殺人 1946 洋書 あらすじ
中短編 ヘラクレスの冒険 1947 洋書 あらすじ
23 満潮に乗って 1948 洋書 あらすじ
中短編 愛の探偵たち 1950 洋書 あらすじ
中短編 教会で死んだ男 1951 洋書 あらすじ
24 マギンティ夫人は死んだ 1952 洋書 あらすじ
25 葬儀を終えて 1953 洋書 あらすじ
26 ヒッコリー・ロードの殺人 1955 洋書 あらすじ
27 死者のあやまち 1956 洋書 あらすじ
28 鳩のなかの猫 1959 洋書 あらすじ
中短編 クリスマス・プディングの冒険 1960 洋書 あらすじ
29 複数の時計 1963 洋書 あらすじ
30 第三の女 1966 洋書 あらすじ
31 ハロウィーン・パーティ 1969 洋書 あらすじ
32 象は忘れない 1972 洋書 あらすじ
33 カーテン 1975 洋書 あらすじ
中短編 マン島の黄金 1997 洋書 あらすじ
34 ブラック・コーヒー(戯曲)
※アガサ・クリスティ著ではない
1997 洋書 あらすじ
番外 アガサ・クリスティーの秘密ノート(上・下)
※クリスティの創作秘話
2010

名探偵ポアロシリーズのおすすめ作品

ポアロシリーズのおすすめ作品や、アガサ・クリスティの世界ランキングについては以下の記事でご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください!

【名探偵ポアロ】おすすめ世界ランキングトップ15|隠れた名作は?(アガサ・クリスティ) 【名探偵ポアロ】おすすめ世界ランキングトップ15|隠れた名作は?(アガサ・クリスティ) アガサクリスティおすすめ世界ランキングTOP22|初心者も読みやすい隠れ名作もご紹介 アガサクリスティおすすめ世界ランキングTOP22|初心者も読みやすい隠れ名作もご紹介

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「ポアロシリーズ」の作品はAmazon Audibleでも聴ける!

こちらの作品たちは、AmazonのAudible(オーディブル)という月額聴き放題サービスでも聞けます。(残念ながら全部ではありません…)

ナレーターがかなりお上手で、落ち着いた声で非常に聞き取りやすく聞き入ってしまいます。

もし「読む時間がない!」「翻訳小説が苦手だな・・・」などと悩んでいるならば、このサービスがおすすめです。
最初の1ヶ月は無料ですので、ご興味あれば以下のバナーよりお試しください。

ポアロシリーズ1巻
「スタイルズ荘の怪事件」

ぶくおくんぶくお

記念すべき第一作目!事件に派手さはないけど、調査過程が面白い!

ポアロデビュー1作目の作品です。彼がベルギーから亡命して、後に相棒となるヘイスティングズと再会する回です。

事件自体は他の名作であるアクロイド殺しやオリエント急行のような派手さはありません。
ですが、最初から最後まで緻密に組み立てられたプロットの上に得意の人物描写のリアルさが表現されているので、とても面白い作品です。

個人的にお気に入りの巻。

あらすじ

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは到着早々事件に巻き込まれた。

屋敷の女主人が毒殺されたのだ。調査に乗り出すのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命したエルキュール・ポアロだった。

不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作。

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ポアロシリーズ2巻
「ゴルフ場殺人事件」

ぶくおくんぶくお

ヘイスティングスが女性に振り回されるのが面白い巻。

前作のスタイルズ荘の怪事件と同様、ヘイスティングズとタッグを組んで事件の謎を解きます。

途中でヘイスティングズがやらかすのですが(主に女性で…)、それもいいユーモアさがあって、最後の謎解きに盛り上がりを助長してくれます。
読者はこの人・・・とヘイスティングズに呆れるかもしれませんが。

事件が交差し、人間関係もかなり複雑になって読みにくいかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。

あらすじ

南米の富豪ルノーが滞在中のフランスで無惨に刺殺された。

事件発生前にルノーからの手紙を受け取っていながら悲劇を防げなかったポアロは、プライドをかけて真相解明に挑む。

一方パリ警視庁からは名刑事ジローが乗り込んできた。

たがいを意識し推理の火花を散らす二人だったが、事態は意外な方向に……。

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ポアロ登場(短編集)

ぶくおくんぶくお

短編集。おすすめは「チョコレートの箱」が面白いよ!

こちらは全14篇の短編が入った作品です。

ポアロを初めて読む方には面白く、ポアロを既に読んでる方には口調に違和感を持たれるかもしれません。それでもサラッと読めてスッキリするタイプの作品集です。

個人的には、最後の短編「チョコレートの箱」(ポアロがベルギー警官時代の失敗談の話)がお気に入りです。「エジプト墳墓の謎」や「首相誘拐事件」も素晴らしい出来です。

短編こそがアガサ・クリスティの真骨頂と言えます。

あらすじ

おしゃれで、潔癖で、自負心が強く、小柄な体格で風変わりなベルギー人が、“灰色の脳細胞”を駆使して、次々と難事件を解決する…

いまや世界に知らぬ人のない名探偵エルキュール・ポアロが、よき相棒のヘイスティングズとともに14の謎に挑む!

ミステリ史上屈指の名コンビが活躍する最初の短篇集。新訳で登場。

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ポアロシリーズ3巻
「アクロイド殺し」

ぶくおくんぶくお

前情報を一切入れないで読んでほしい!記憶なくしてもう一回読みたいな…

この作品は言わずもがなで、ファンの間では絶賛されている名作です。オリエント急行と同じくらい有名だと思います。

絶対にネタバレを読まずに読んでいただきたい作品です。ぶっちゃけあらすじすらも読んでほしくありません。

ミステリー好きからすると、有名なトリックを使っているので途中で気がついてしまうかもしれませんが、有名なトリックの元祖はこの「アクロイド殺し」です。当時読んだ人は衝撃で夜も寝られなかったことが想像つきます。

ああ、できることならこの作品が出版された時に読みたかった・・・。

あらすじ

深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。

容疑者である氏の甥が行方をくらませ、事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。

だが、村に越してきた変人が名探偵ポアロと判明し、局面は新たな展開を…

驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた名作が新訳で登場

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ポアロシリーズ4巻
「ビッグ4」

ぶくおくんぶくお

ファンの間ではちょっと不評な作品。ミステリーじゃなくてエンタメ小説みたいな。

元は短編だったものをくっつけた長編みたいな作品です。

ミステリー要素はあまり多くなく、ほとんどドラマみたいな物語になってます。
物語がポアロvsビッグ4という敵と対決する話なので、ワクワクする人はいると思います。私がそうでした。

ミステリー好きには物足りない作品ですが、エンタメ小説としては面白いので、ポアロシリーズの閑話として読んでみてください!

あらすじ

ポアロの家に倒れ込んできた男はうわの空で数字の4を書くばかり――国際犯罪組織〈ビッグ4〉と名探偵の対決はこうして幕を開けた。

証人を抹殺し決して正体をあらわさない悪事の天才四人を追って、大陸へ渡ったポアロを恐るべき凶手が待ちうけていた。新訳で贈る波瀾万丈の冒険と驚愕の結末!

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ポアロシリーズ5巻
「青列車の秘密」

ぶくおくんぶくお

ぼくは一番好きな作品かもしれない!隠れた名作なんだよな〜

この巻は、私の個人的好みが詰まってる作品です。ロマンスあり、ミステリーも文句なしのバランスが良い作品です。

冒頭で怪しげな描写が始まっていかにもこれから事件が起こるよという序章、そしてポアロはしばらく登場しないので、一体誰が犯人なんだとやきもきさせられること間違いなしです。

ロマンスが入ってるので好みは分かれるかもしれませんが、ミステリーだけでなく物語も楽しみたい方向けにおすすめの作品です。

あらすじ

走行中の豪華列車内で起きた陰惨な強盗殺人。警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。

必至に弁明する夫だが、妻の客室に入るところを目撃されているのだ。

だが、偶然同じ列車にのりあわせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は意外な人物だった! 初期の意欲作が登場。

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ポアロシリーズ6巻
「邪悪の家」

ぶくおくんぶくお

これも隠れた名作。最後は驚く結末が待ってるよ…

こちらもかなり読み応えある作品です。
ある時、美女のニックが命を狙われてると知り、ポアロはとヘイスティングズは阻止すべく調査に乗り出します。

しかし、ある夜に何故かニックのいとこが殺害されてしまいます。

最後まで目が話せない物語の展開に圧倒されること間違いなしです。
変に期待させたら良くないとは思いますが、最後の急展開には驚くと思います。(私はびっくりしすぎて、読後は呆然としてました。)

あらすじ

名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。

近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。

まさにその会話の最中、一発の銃弾が……ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった!

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ポアロシリーズ7巻
「エッジウェア卿の死」

ぶくおくんぶくお

隠れた名作3作目!最後の日記は鳥肌が立つこと間違いなし…

この作品も素晴らしく面白い作品です。他の作品とは違ってあまり有名ではないのですが、この頃のアガサ・クリスティは本当に上手いです。

とある時、夫と離婚したかった夫人のジェーンがポアロに依頼をしてきます。しかし何故かその夫が亡くなります。そうすると動機として一番に疑われるのがジェーン夫人なんですが、ここから自体は混迷していきます。

果たして犯人は夫人なんでしょうか?それとも別の人間なんでしょうか?最後に明かされる犯人の手記(日記)には鳥肌がたつと思います。

あらすじ

カーロッタは人気女優ジェーンのものまねで、ポアロを含む多くの観客を魅了した。

奇しくもジェーン当人が、ポアロに奇妙な依頼をしてきた。

離婚を拒む夫の男爵をなんとか説得してほしいというのだ。

純粋な興味からこの依頼を快諾したポアロ。が、数日後その男爵が謎の死を遂げてしまう……。

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ポアロシリーズ8巻
「オリエント急行の殺人」

ぶくおくんぶくお

誰もが知ってるこのタイトル。何度読んでも、うーん面白い!

有名すぎて誰もが一度は聞いたことがあるタイトルだと思います。オチもご存知の方が多いかもしれません。

ですが何度読んでも新たな発見があって、とても面白いミステリー作品です。衝撃を受けたほどの大胆不敵なトリックです。

かの名作「そして誰もいなくなった」とはまた別の衝撃が味わえる作品です。映画も素晴らしいのでぜひご覧ください。

→オリエント急行殺人事件 (字幕版)|amazonプライムビデオより

あらすじ

真冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。

奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。

偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すが、すべての乗客には完璧なアリバイが……ミステリの魅力が詰まった永遠の名作。

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ポアロシリーズ9巻
「三幕の殺人」

ぶくおくんぶくお

珍しくポアロの出番が少ない作品。映画のような展開で珍しい。

こちらの作品も中々に物語の構成が上手く、あれよあれよという間に演劇仕立ての構成である第一幕〜第三幕まであっという間に読んでしまいました。

今回はポアロが「照明係」で、出番は少ないのですが最後の謎解きは堂々たるもので圧巻でした。

ただ、前作のオリエント急行を読んだ後にこの作品を読むと、前作が凄すぎて印象が薄いというのが個人的な感想です。(なんてもったいない!)

あらすじ

引退した俳優が主催するパーティで、老牧師が不可解な死を遂げた。

数カ月後、あるパーティの席上、俳優の友人の医師が同じ状況下で死亡した。

俳優、美貌の娘、演劇パトロンの男らが事件に挑み、名探偵ポアロが彼らを真相へと導く。ポアロが「名助演ぶり」をみせる推理劇場。

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ポアロシリーズ10巻
「雲をつかむ死」

ぶくおくんぶくお

ファンの間で評価が別れる作品。トリックはどうかな〜

クリスティ作品の中では、割と地味な作品に位置づけられる今作。
ですが、この頃はちょうどクリスティ女史がノリに乗ってる黄金期なので、ミスリードはお手の物です。ばっちり騙されました。

ただちょっとトリックには無理があるのでは・・・と思うようなものなので、一度読んでみると面白いと思います。前作の「三幕の殺人」とちょっと似てるところがあります。

あらすじ

パリからロンドンに向かう定期旅客機が英仏海峡にさしかかった時、機内を蜂が飛びまわり始めた。

乗客の一人が蜂を始末したが最後部席には老婦人の変死体が。

そしてその首には蜂の毒針で刺されたような痕跡が残っていた……

大空を飛ぶ飛行機という完全密室で起きた異様な事件。居合わせたポアロが調査を開始する。

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ポアロシリーズ11巻
「ABC殺人事件」

ぶくおくんぶくお

オリエント急行と並ぶ、とても有名な作品。本当に面白いの!

「オリエント急行の殺人事件」と並ぶ名作がやってまいりました。この作品も好きで何度も読みましたが、素晴らしいの一言につきます。

途中で犯人らしき人の描写が挟まれており、読者に「この人が犯人じゃないか?」という考えを固定するようで、惑わすところがいいスパイスとなっています。果たしてどちらでしょうか?

頭文字がキーとなっていますが、いわゆる「ミッシングリンク(共通点が見えない)」ものです。連続殺人事件が起こっていて、被害者の共通点が見えず犯人に検討がつかない状態です。

あらすじ

ポアロのもとに届いた予告状のとおり、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。

現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。

まもなく、第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され……。

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ミッシングリンクものと言えば、有名なものですとエラリー・クイーンの「九尾の猫」や横溝正史の「悪魔の手毬唄」とかあります。どちらもクリスティとは違う書き方をしていて、かなり面白いです。(好みは九尾の猫です。)
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ポアロシリーズ12巻
「メソポタミヤの殺人」

ぶくおくんぶくお

今までと違って、第三者の視点で物語が語られる珍しい作風。

こちらの事件は「オリエント急行の殺人事件」の一週間前の事件になります。看護婦レザランの手記形式をとっていて、面白い趣向です。

第三者視点で物語が語られていくんですが、人物描写が巧みで面白いくらいに思い込みをしてしまう作品でもあります。
犯人はいつもどおり当てられませんでした。凄すぎる。

今回は密室での殺人事件なんですが、どこはかなくジョン・ディクスン・カーの作品を彷彿とさせます。あの人も密室ばっかり書いてるからな〜。

あらすじ

考古学者と再婚したルイーズの元に死んだはずの先夫から脅迫状が舞い込んだ。

さらにルイーズは寝室で奇怪な人物を見たと証言する。だが、それらは不可思議な殺人事件の序曲にすぎなかった……

過去から襲いくる悪夢の正体をポアロは暴けるか? 中近東を舞台にした作品の最高傑作。

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ここまで順番に読んだ方は、巻を増すごとにクリスティ作品の面白さが増してることに気づいた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
個人的な感想ですが、1巻からココらへんまでがアガサ・クリスティの黄金期ではないかと感じています。勢いがある作品が非常に多い印象です。

ポアロシリーズ13巻
「ひらいたトランプ」

ぶくおくんぶくお

ブリッジというトランプゲームが知ってる人は更に面白い作品!

今回は「ブリッジ」というカードゲーム中に起こる殺人事件です。
ブリッジを知ってる人がいれば更に面白いと思うのですが、知らなくとも存分に楽しめます。

巧みに読者を誘導しながら最後の種明かしで衝撃を与えるという、クリスティの手腕が光っている隠れた名作でもあると思います。シンプルがゆえに面白いです。

あらすじ

名探偵ポアロは、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。

が、ポアロを含め八人の客が二部屋に分れてブリッジに熱中している間に、客間でシャイタナ氏が刺殺された。

しかも、客たちは殺人の前科をもつ者ばかり……ブリッジの点数表を通してポアロが真相を読む。

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ちなみに、バトル刑事というキャラクターが登場しているんですが、バトル刑事が主人公のシリーズがあるので、ぜひそちらも読んでみてください!

バトル警視シリーズ(アガサ・クリスティ)の読む順番は?全5巻をご紹介! バトル警視シリーズ(アガサ・クリスティ)の読む順番は?全5巻をご紹介!

死人の鏡(短編集)

ぶくおくんぶくお

「砂にかかれた三角形」が名作すぎて、これだけは絶対読んでほしい!

4つの中短編が入ってます。別の短編集「ポアロ登場」よりも更に磨きがかかった作品が揃っているので、こちらも読んでほしいです。

特に「砂にかかれた三角形」が圧倒的に面白いし、騙されました。名作と並ぶほどの出来栄えです。

その他だと「謎の盗難事件」もとても良く出来た作品でした。書斎からある重要な機密書類が盗まれてしまうのですが、ポアロを読んで書類を見つけてもらう話です。

あらすじ

謀略の犠牲になりかねないと調査を頼まれたポアロは、依頼人の准男爵邸へ向かった。

が、待っていたのは密室での依頼人の死。自殺に見えるが動機は不明。また謀略とは?

解決の手がかりは意外にも書斎の割れた鏡にあった。

密室の謎に挑む表題作をはじめ、ポアロ活躍の四篇を収録する傑作集。

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ポアロシリーズ14巻
「もの言えぬ証人」

ぶくおくんぶくお

絶対に読む手が止まらない、クリスティ中期の隠れた名作だよ!

この作品も読み応えがあります。最後まで著者に踊らされた印象が強いです。

久しぶりにヘイスティングズが一緒に調査していて、和んだもつかの間、「こらこら・・・」と読者を呆れさせる行動も健在しています。面白いからいいんですけどね・・・。

物語は海外ドラマみたいな展開で、最後まで一直線で読めてしまうほど面白いです。そもそも死後に亡き老婦人から手紙が来る時点でワクワクさせます。

ただ、この翻訳はちょっと所々おかしいので、新訳が出てほしいなと思ってます。(あんたって呼び方が古い・・・)

あらすじ

ポアロは巨額の財産をもつ老婦人から命の危険を訴える手紙を受け取った。

が、それは一介の付き添い婦に財産を残すという問題のある遺言状を残して彼女が死んだ二カ月後のことだった。

ポアロとヘイスティングズは、死者からの依頼に答えるとともに事件に絡むテリアの「ボブ」の濡れ衣を晴らす。

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ポアロシリーズ15巻
「ナイルに死す」

ぶくおくんぶくお

映画化した名作!エジプトの情景とあいまって事件も面白いんだ〜

出ました、クリスティ成熟期の名作!2022年に映画化するほどの名作なので、とても面白いです。

「メソポタミア殺人事件」と同じような古代文明がある場所を舞台にしていますが、景色描写がとても素晴らしいです。これだけでもエッセイとかにしてほしいくらい。

今回はナイル河で殺人事件が起こります。他の作品とはまた違って、ロマンスとスリルが味わえる作品です。

個人的には「オリエント急行の殺人事件」と同じくらい、バランスの良い作品だと思って居ます。

あらすじ

美貌の資産家リネットと夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。

轟く一発の銃声。サイモンのかつての婚約者が銃を片手に二人をつけていたのだ。

嫉妬に狂っての凶行か?

……だが事件は意外な展開を見せる。船に乗り合わせたポアロが暴き出す意外な真相とは?

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ポアロシリーズ16巻
「死との約束」

ぶくおくんぶくお

異様な母親に圧倒される作品。妙な魅力があって目が離せないよ…

こちらも名作。前作に引き続き、物語が抜群に面白い作品です。

一人の母親に虐げられる家族の話なんですが、この母親の異常性が際立っており子どもたちがマインドコントロールされかけているのが非常に怖かったです。

そんなギリギリの状態で、ポアロが耳にした不信な言葉。ワクワクする気持ちを掻き立てられる物語です。

あらすじ

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ……」

エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きはやがて死海の方へ消えていった。

なぜこうも犯罪を連想させるものにぶつかるのか?

そんな思いが現実となったように殺人は起こった。謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの慧眼が真実を暴く。

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家庭内の独裁者、というテーマと類似してるのは、エラリー・クイーンの「靴に住む老婆」ですね。こちらはクリスティとは違う雰囲気ですが、最後に衝撃を受ける素晴らしい作品です。

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ポアロシリーズ17巻
「ポアロのクリスマス」

ぶくおくんぶくお

血なまぐさいクリスマスの話。クリスマスの日に読まないように…

クリスマスというとキラキラしたイメージですが、ポアロなので血なまぐさいクリスマスです。もちろん!

密室殺人、莫大な遺産相続問題、一族の人間関係のドロドロさ・・・これでもかというほどミステリー向きの要素がてんこ盛りになっています。(クリスマスだから豪華なのかな?)

始終犯人がわからなくて、最後はこの人か!と驚きました。謎解きまでの話の持っていき方と展開がいつもどおり上手いです。

あらすじ

聖夜に惨劇が!

一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主リーの死体が発見される。

部屋のドアは中から施錠され、窓も閉じているのに、犯人はどうやって侵入したのか?

休暇返上で捜査にあたるポアロは被害者の性格に事件の鍵が隠されていると考えるが……クリスマス的趣向に満ちた注目作。

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黄色いアイリス(短編集)

ぶくおくんぶくお

「黄色いアイリス」などが面白いよ〜短編でも読み応えある作品。

全9つの短編が収録されています。今回ポアロは、5つの短編で登場しています。


・バグダッドの大櫃の謎
・あなたの庭はどんな庭?
・黄色いアイリス
・船上の怪事件
・二度目のゴング

特に面白かったのが、「黄色いアイリス」と「船上の怪事件」ですね。どちらもポアロの灰色の脳細胞が冴え渡る事件です。
実は「黄色いアイリス」はこの後長編「忘られぬ死」としてリメイクされます!ただし、探偵役はポアロではないのでご注意ください。

あらすじ

四年前に死んだ妻の追憶のための晩餐会に出席してほしい――

ある富豪から依頼されポアロが赴いた場所では、昔と同じ状況が繰り返され、テーブルには依頼人の義妹の死体が……

表題作をはじめ、ポアロもの五篇、マープルもの一篇、パーカー・パインもの二篇、幻想小説一篇を収録する珠玉の短篇集。

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ポアロシリーズ18巻
「杉の柩(すぎのひつぎ)」

ぶくおくんぶくお

最後は思わぬ展開で、相変わらず楽しませてくれる作品!

毎回のことながらキャラクターが魅力的で、とても読み応えあるミステリー小説です。

状況や動機どこから見てもエリノアを犯人と指していて、大変な状況に追い込まれた彼女と事件を調査し始めます。

最後は普通に驚いたので、どなたでも楽しめること間違いなしです。ちなみにロマンスもあるので胸が暖かくなります!

あらすじ

婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。

ロディーが彼女に心変わりし、婚約は解消された。

エリノアの心に激しい憎悪が湧き上がり、彼女の作った食事でメアリイが死んだ。犯人は私ではない!

エリノアは否定するが……嫉妬に揺れる女心を、ポアロの調査が解き明かす。

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ポアロシリーズ19巻
「愛国殺人」

ぶくおくんぶくお

最後は見事に一本とられた作品…!

原題は「one two buckle my shoe.」。こちらは童話(マザー・グース)由来です。

ポアロが通院してた歯医者さんが自殺したことから事件は始まり、次々と他の人も死や行方不明になります。

作中のキャラクターに騙されずに、犯人を当てることができたら素晴らしいです。(私は見事に騙されました)

あらすじ

歯医者での治療を終えてひと息ついたポアロの許に、当の歯医者が自殺したとの電話が入った。

なんの悩みもなさそうな彼に、自殺の徴候などなかった。

これは巧妙に仕掛けられた殺人なのか?

マザー・グースの調べに乗って起こる連続殺人の果てに、灰色の脳細胞ポアロが追い詰めたものとは?

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ポアロシリーズ20巻
「白昼の悪魔」

ぶくおくんぶくお

怪しすぎる人物がいるんだけど、途中からだれが犯人かわからなくなってくる…

避暑地と砂浜といえば、名作短編の「死人の鏡 」に収録されてる「砂にかかれた三角形」を彷彿とさせます。

今回もかなり面白い物語になっていて、ものすごく怪しい人物を差し置いて自分の予想だにしなかった人が犯人になっていたりするので、気持ちよく騙されます。

伏線だけでなく、トリックも見事なので読んでみてください!

あらすじ

地中海の避暑地の島の静寂が破られた。

島に滞在中の美しき元女優が、何者かに殺害されたのだ。

犯人が滞在客の中にいることは間違いない。

だが関係者には、いずれも鉄壁とも思えるアリバイが……難航する捜査がついに暗礁に乗り上げたとき、滞在客の中からエルキュール・ポアロが進みでた!

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ポアロシリーズ21巻
「五匹の子豚」

ぶくおくんぶくお

屈指の名作!ファンの中でも高評価の、素晴らしいミステリー

今作は、「オリエント急行」や「ABC殺人事件」と並ぶほどファンから愛される作品です。

物語の展開としては、どんどん過去の事件へ遡っていく「回想の殺人」というものです。
いつもながらにキャラクターとダブルミーニングが上手すぎて、最後は驚くこと間違いなしです。ラスト50ページらへんが見ものです。

あらすじ

16年前、高名な画家だった父を毒殺した容疑で裁判にかけられ、獄中で亡くなった母。

でも母は無実だったのです……娘の依頼に心を動かされたポアロは、事件の再調査に着手する。

当時の関係者の証言を丹念に集める調査の末に、ポアロが探り当てる事件の真相とは? 過去の殺人をテーマにした代表作を最新訳で贈る!

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ポアロシリーズ22巻
「ホロー荘の殺人」

ぶくおくんぶくお

推理しながら読んでほしい。本当の犯人は一体誰なんだろう…?

殺人事件が起こった状況が、なんと被害者とそのそばにいた妻がピストルを持っていて、確実に殺人を犯した図になっているのがまず面白いです。
しかし妻が持ってるピストルから殺されたわけではないということもわかってきて、事件は暗礁に乗り上げます。

登場人物がみんな奇妙で、一人一人の心情が事細かく書き分けてるのが素晴らしいです。

他の巻と違って、少し不思議な雰囲気がする小説です。

あらすじ

アンカテル卿の午餐に招かれたポアロを待っていたのは、血を流している男と、その傍らでピストルを手にしたままうつろな表情をしている女だった。

それは風変わりな歓迎の芝居でもゲームでもなく、本物の殺人事件だった!

恋愛心理の奥底に踏み込みながらポアロは創造的な犯人に挑む。

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ヘラクレスの冒険(短編集)

ぶくおくんぶくお

「ヘラクレスの冒険」をなぞってる趣向が面白い連作短編!

全12編の物語が入ってるんですが、全てヘラクレスの冒険になぞらえて構成されていて、どの話もとても面白いです!

ポアロが探偵業を引退するまで、「ヘラクレスの12難業」になぞらえて12の事件を解決していこう、という話です。

シンプルな謎が多いんですが、雪山の山荘や誘拐などバラエティに富んだ設定ばかりなのでどなたでも楽しめると思います。

あらすじ

引退をひかえていたエルキュール・ポアロだったが、 十二の難業 に挑むことになった。

「ネメアのライオン」「レルネーのヒドラ」「ケルベロスの捕獲」など、ギリシャ神話がモチーフとなった十二の難事件に、灰色の脳細胞を駆使してポアロが挑む。変わらぬポアロの名推理ぶりを新訳でおくる。

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ポアロシリーズ23巻
「満潮に乗って」

ぶくおくんぶくお

この作品は人間の怖さがはっきり出てる作品だと思う…安定の面白さ。

若い未亡人であるロザリーンと大富豪のゴードンは結婚していましたが、ゴードンが戦死することで莫大な財産を残されることになるロザリーン。
一族の生活費は彼女の了承がないとお金が引き出せないということから、一族との仲が険悪になります。

ありがちな設定ですが、事件が二転三転もして最後は「こうきたか!」というような結末を迎えますので、さすがアガサ・クリスティといったところです。

解説によると、この作品は恋愛小説としても有名だそうです。
ロマンスもバッチリあって私はお気に入りだったりします。

あらすじ

大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。

戦後、クロード家の人々はまとまった金の必要に迫られながら、後ろ盾のゴードンを失くし窮地に立たされる。

“あの未亡人さえいなければ”一族の思いが憎しみへと変わった時……戦争が生んだ心の闇をポアロが暴く。

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愛の探偵たち(短編集)

ぶくおくんぶくお

ポアロだけじゃなくマープルの短編も入ってる作品!

全8話収録されている短編集です。ポアロは以下の2つです。
あとはマープルとかクイン氏などが登場しています。

・四階のフラット
・ジョニー・ウェイバリーの冒険

本来はラジオドラマである「ねずみとり」を小説家したものが「三匹の盲目のねずみ」で、こちらが表題作でした。世界で長いこと上映されている人気の戯曲でもあります。

どの作品も読み応えあって気軽に読めるので面白いです!

あらすじ

雪に閉ざされたゲストハウスに電話が。ロンドンで起きた殺人事件の関係で警察が向かっているという。

やがて刑事がやってきて……マザー・グースの調べにのって起こる連続殺人劇、戯曲「ねずみとり」の原作を始め、ポアロ、ミス・マープル、クィンら名探偵たちの推理がきらめく珠玉の短篇集。

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教会で死んだ男(短編集)

ぶくおくんぶくお

いろんな短編の、元ネタが収録されてる短編集。

こちらは全13作品が収録されており、そのうちポアロは以下の11作品に登場します。

・戦勝記念舞踏会事件
・潜水艦の設計図(「死人の鏡」の「謎の盗難事件」とプロットが同じ)
・クラブのキング
・マーケット・ベイジングの怪事件(「死人の鏡」の「厩舎街の殺人」とプロットが同じ)
・二重の手がかり
・呪われた相続人
・コーンウォールの毒殺事件
・プリマス行き急行列車(「青列車の秘密」とプロットが同じ)
・料理人の失踪
・二重の罪
・スズメ蜂の巣

いくつか似たようなプロットの作品がありますが、発表された年月はこちらのほうが先のようです。これが元なんだと思いながら読んで見ると少し面白いかもしれません。

あらすじ

舞踏会の最中に殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消失した機密書類の行方、忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する。

ポアロもの11篇のほか、ミス・マープルもの1篇、怪奇もの1篇を収録。クリスティーが短篇の名手ぶりを発揮した傑作集。

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ポアロシリーズ24巻
「マギンティ夫人は死んだ」

ぶくおくんぶくお

オリヴァ夫人の登場回!ぼくの好きなキャラの一人だよ〜

警部から頼まれてマギンティ夫人事件をポアロが再調査する話です。
前半は一向に事件が進展せず、やきもきするかもしれませんが、後半から一気に事件が急展開を迎えます。

意外な人間関係を明かされるのも面白いし、他の巻でも登場するオリヴァ夫人がとてもいいキャラクターをしています。

いつもどおりロマンス要素も含んでいますので、お楽しみに!

あらすじ

ポアロの旧友スペンス警視は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。

服についた夫人の血というたしかな証拠で死刑も確定した。

だが納得がいっていない警視はポアロに再調査を依頼。

未発見の凶器と手掛かりを求め、現場に急行するポアロ。しかし死刑執行は刻々と迫っていた。

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ポアロシリーズ25巻
「葬儀を終えて」

ぶくおくんぶくお

あの言葉はどういう意味なんだろう・・・?

だって、リチャードは殺されたんでしょう?

この言葉は殺されたリチャードの末の妹であるコーラが口にしたセリフです。この言葉で物語が一変する場面が非常に印象的です。

いつもながら物語の展開と、巧みに雰囲気を操るのでまんまと驚かされる作品でもあります。この作品の犯人はかなりすごいなと個人的に思いました。

あらすじ

リチャードは殺されたんじゃなかったの――アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが口にした言葉。

すべてはその一言がきっかけだった。

翌日、コーラが惨殺死体で発見される。要請を受けて調査に乗り出したポアロが一族の葛藤の中に見たものとは?

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ポアロシリーズ26巻
「ヒッコリー・ロードの殺人」

ぶくおくんぶくお

学生寮で起こる事件…子供が巻き込まれる事件は胸が痛いなあ。

この作品は、ポアロ作品では初めての舞台である学生寮で起こる事件です。派手さはないのですが、普通に面白いです。

物語中に、「マギンティ夫人は死んだ」や「葬儀を終えて」など過去の事件に触れている場面があります。また、「ヘラクレスの冒険」のロサコフ伯爵夫人も登場します!

ただ翻訳が現代にあってないせいか、違和感が感じるかもしれません。新訳が出ることを祈ります・・・

あらすじ

学生寮で次々と起きた盗難事件。

変哲もない事件に思われたが、たまたま学生に探偵術講義に来ていたポアロは「すぐ警察をよんだほうがいい」と主張する。

やがてポアロの予感は的中し、学生の一人が怪死を遂げてしまう。

マザー・グースを口ずさむポアロが導き出した二つの事件の意外な真相とは?

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ポアロシリーズ27巻
「死者のあやまち」

ぶくおくんぶくお

オリヴァ夫人が再び登場するよ!

他の長編で色々登場した小説家のオリヴァがまた登場する巻。ファンにはたまらないです!

今回はオリヴァが考えたゲームシナリオなんですが、殺人事件が本当に起こってしまいます。いつもながらとあるキャラクターが最初に感じる印象と最後の印象がまるで違うので、気をつけて読むといいかもしれません。

実はこちらの作品は未発表に終わった「ポアロとグリーンショアの阿房宮」が原型の作品だったりします。

あらすじ

田舎屋敷で催し物として犯人探しゲームが行なわれることになった。

ポアロの良き友で作家のオリヴァがその筋書きを考えたのだが、まもなくゲームの死体役の少女が本当に殺されてしまう。

さらに主催者の夫人が忽然と姿を消し、事態は混迷していく……ポアロが卑劣な殺人遊戯をとめるために挑む。

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個人的に、この巻までいくつか「なんとも言えない読了感」を感じる話が多いと感じます。全盛期のような派手さはないのと、最後のハッピーエンドになるものが少なくなっています。もしかしたらアガサ・クリスティの好みと考え方がかわってきているのかもしれません・・・。

ポアロシリーズ28巻
「鳩のなかの猫」

ぶくおくんぶくお

他の作品と比べると、少し物足りない作品…

ポアロがいつ登場するのかと中々に焦らされる巻です。普通に面白かったのですが、個人的に犯人がいまいちでした。

ただ、クリスティお得意の人間描写は巧みで、教師や学生の混乱ぶりは真に迫ってるものがありました。

やっぱり全盛期の時の作品と比べてしまうと、ちょっと物足りなく感じるのかもしれません。(贅沢な感覚になってしまった・・・)

あらすじ

中東の小国で起きた革命騒ぎ。

そのどさくさに、莫大な財宝が消え去った……一方、英国でも有数の女子学園メドウバンク校に事件の影が忍び寄る。

新任の教師が何者かに射殺されたのだ。

犯人は校内に? その狙いは? 二つの事件は、どこかでつながっているのか? ポアロの推理が冴えわたる。

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クリスマス・プディングの冒険(短編集)

ぶくおくんぶくお

こっちの「クリスマス・プディングの冒険」のほうがクリスマスの日にぴったりだよ!

全6作品の中短編が収録されています。
原書にはいくつか重複する短編があったようで、他の短編集と重複してしまうため削除されています。最後の「グリーンショウ氏の阿房宮」だけがマープルものです。

一番のおすすめは表題作の「クリスマス・プディングの冒険」ですね。ちょうどクリスマスの時期に読んだのですが、雰囲気が楽しめて面白かったです。

あとは「二十四羽の黒つぐみ」という、行きつけのお店である常連客の老人が、1週間以上現れてないのを不思議に思ってポアロが調査する話です。中々味わい深いお話。

あらすじ

英国の楽しい古風なクリスマス。

そんな時でもポアロは推理にあけくれていた。

外国の王子がある女に由緒あるルビーを奪われたので、それを見つけてほしいというのだ。

女が潜む屋敷へと赴いたポアロは探偵活動を開始する。

表題作ほか短篇の名手クリスティーによる短篇のフルコースを召し上がれ。

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ポアロシリーズ29巻
「複数の時計」

ぶくおくんぶくお

初めてポアロが安楽椅子探偵をやる作品。ポアロも年取ったなあ〜

全体的にうーんとなる作品です。
ファンならいろんな意味で読むべきですが、初心者の方にはおすすめしません。これをクリスティの名著と思ってほしくないので・・・

今回はコリンが語り手で、ポアロは探偵業を引退しているので表立って調査はせず、安楽椅子探偵になります。

上手く伏線を散らばせてるのはいいのですが、最後がいまいちだったので、物足りない印象の作品でした。

あらすじ

秘書・タイプ引受所から派遣されたタイピストのシェイラは、依頼人の家を訪れた。

無数に時計が置いてある不思議な部屋で待っていると、柱時計が三時を告げた。

その時シェイラは恐ろしいものを発見した。

ソファの横に男性の惨殺体が横たわっていたのだ……死体を囲む時計の謎にポアロが挑む。

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ポアロシリーズ30巻
「第三の女」

ぶくおくんぶくお

久しぶりにポアロが直々に調査する事件だよ〜!

またもオリヴァ夫人が登場の回です!待ってました!
今回は事件の全貌が見えず、殺人を探すというなんとも珍しいお話ですが、結末は驚く展開になります。

いままでは探偵業を引退していたので現地調査がなくなりましたが、久しぶりにポアロがきちんと調査するところが登場するので、ファンは嬉しいと思います。私も読んでてよかったな〜。

あらすじ

自分は殺人を犯したらしい。相談したい。

そう言ってポアロを訪ねてきた若い娘は結局何も話さず立ち去ってしまった。

その午後、事情通のオリヴァ夫人から事情を聞いたポアロは俄然興味を示し、夫人とともに調査を始める。

だが娘の周囲に殺人の匂いはなく……死体なき殺人の謎をポアロが追う。

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ポアロシリーズ31巻
「ハロウィーン・パーティ」

ぶくおくんぶくお

初期のような巧みさはないけど、ぐいぐい読ませてくる作品!

この作品は、今までの中でもちょっと珍しい犯人じゃないのかなと個人的に思っています。

ハロウィーン中に殺人事件が起こるんですが、雰囲気が全体的に幻想のような感じがします。
派手な演出はないのですが、物語はぐいぐい読ませてくるので、面白いです。

ただやっぱり初期のような巧みさはないかな・・・・

あらすじ

推理作家のオリヴァ夫人を迎えたハロウィーン・パーティで、少女が殺人の現場を目撃したことがあると言いだした。

パーティの後、その少女はリンゴ食い競争用のバケツに首を突っこんで死んでいるのが発見された。

童話的な世界で起こったおぞましい殺人の謎を追い、ポアロは推理を展開する。

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ポアロシリーズ32巻
「象は忘れない」

ぶくおくんぶくお

カーテンよりも後に執筆された、切ない作品。

晩年の傑作と言われるほど、この年代の作品の中ではよく出来た作品でした。ファンの間でも上位に入るほどの名作です。

ある時起きた夫妻の自殺事件。不躾な女から依頼されたオリヴァ夫人はポアロに相談して過去を調べ始めます。

今までのポアロシリーズのなかで、一番と言えるほど悲しい真実だったと思います。
どうもアガサ・クリスティの晩年の作品は薄暗い雰囲気の作品が多いものです。長く生きる上で思考が成熟してきたからこそ書けるものだと思います。

あらすじ

推理作家ミセス・オリヴァが押しつけられた奇妙な謎。

それは十数年前に起きた心中事件は、男が先に女を撃ったのか、あるいは女が男を先に撃ったのか、というものだった。

困り果てたオリヴァから相談を受けたポアロは「象のように」記憶力のよい人々を訪れ、過去の真相を探る。著者晩年の傑作。

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刊行順では次の「カーテン」がポアロシリーズ最終巻になっていますが、執筆順ではこちらの作品が最後となります。

ポアロシリーズ33巻
「カーテン」

ぶくおくんぶくお

今まで読んできたファンには堪らない、粋な展開…ぼくは大好き!

ポアロシリーズで1巻目「スタイルズ荘の怪事件」の舞台であるスタイルズ荘にヘイスティングズは再来します。

ポアロは既にかなり老いているのですが、推理力は現役といったところです。しかし手足が動かないため、ヘイスティングに事件を提示して調査を依頼します。

中々シリアスな雰囲気の物語ですが、ファンから絶大な人気を得る作品伴っています。かくいう私も一番に挙げるほどのお気に入りの作品です。

犯人の手口も驚くことながら、最終局面は驚きとなんとも言えない結末が待っています。これぞ最後にふさわしい作品。

あらすじ

ヘイスティングズは親友ポアロの招待で懐かしきスタイルズ荘を訪れた。

老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。

その影に真犯人Xが存在する。

しかもそのXはここ、スタイルズ荘にいるというのだ……全盛期に執筆され長らく封印されてきた衝撃の問題作。

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ポアロの長編シリーズは、この巻で最後になります。この後はポアロの短編が中心になります。途中、中だるみはあったと言えども数々の名作は、後のミステリーに多大な影響を与えたことでしょう。やっぱりこのシリーズはいつ読んでも古くなくて、面白いんだなあ。

マン島の黄金(短編集)

ぶくおくんぶくお

短編集!一番は「クィン氏のティー・セット」が面白かったな〜

全12編からなる中短編なんですが、ポアロものは2つ収録されています。

・クリスマスの冒険 (「クリスマス・プディングの冒険」の元となる作品)
・バグダッド大櫃の謎(「黄色いアイリス」にも収録)

ぶっちゃけどの作品もかなり面白いのですが、一番はクイン氏の「クィン氏のティー・セット」だったりします。雰囲気がとても好きで、ガチファンの中でも好まれる作品だったりします。

あらすじ

クリスティーの死後、四半世紀の時を経て、新聞や雑誌に掲載されたきりでファンの間でのみ囁かれ続けてきた幻の作品群を発掘。

表題作の宝探し懸賞小説や、謎の失踪の直前に書かれた小説、ポアロやクィンの謎解きミステリ、心理サスペンス、ホラー、ロマンスなどバラエティに富む十二篇を収録。

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ブラック・コーヒー(戯曲)

ぶくおくんぶくお

ポアロの戯曲!珍しいよね〜

この小説を書いたのはチャールズ・オズボーンという小説家なので、アガサ・クリスティではありません。彼女が書いたのは戯曲のほうです。

あらすじにもある重要書類というのは、とある化学式の書いた書類のことです。ある晩、書類が盗まれ、科学者のエイモリー卿は殺されていました。

ヘイスティングズも登場するので、ファンは一度読むことをおすすめします!

あらすじ

来客の一人に重要書類を盗まれたと知ったエイモリー卿は、寛大にも灯りを消しているあいだに書類を返せば罪に問わない、と宣言した。

そして、灯りがついた時、卿はコーヒーにはいった毒で殺害されていた。

そこへ卿に招かれていたポアロが到着するのだが……。クリスティー初のオリジナル戯曲。

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まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。いや〜相変わらず名作が多い作品で、どの作品もクオリティが高いです。たまに微妙なのもありますが、他が面白すぎるからいけないのです。

基本的に「ポアロシリーズ」は1巻ずつ完結してるので、興味があったものから読んでみてください。

もし全巻読める方がいらっしゃいましたら、1巻から読むととても面白いです。出版年ずつ読んでくと、アガサ・クリスティーの全盛期がどの作品かわかってきて、よりアガサ・クリスティの作品を楽しめます。

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