アガサ・クリスティの名探偵ポアロシリーズ|読む順番とおすすめ名作ランキングをご紹介!

アガサ・クリスティの名探偵ポアロシリーズ|読む順番とおすすめ名作ランキングをご紹介!
ぶくおくんぶくお
今回はポアロシリーズを紹介していくよ!忙しい人は下のまとめを読んでみてね、モナミ!
ポアロシリーズは順番に読むべき? どれから読んでも大丈夫です。 ただし最終巻の「カーテン」はある程度シリーズを知ってから読むと面白いですよ。詳しくはこちら
ポアロシリーズってどれがおすすめ? 一番おすすめなのは「オリエント急行の殺人」です。 反対に隠れた名作は「カーテン」なんですよ。おすすめランキングはこちら
目次

エルキュール・ポアロシリーズとは

エルキュール・ポアロシリーズは、ミステリ女王の著者アガサ・クリスティが創作した、名探偵エルキュール・ポアロが難事件を解決していくミステリシリーズです。

有名な作品ですと、「オリエント急行の殺人」や「ABC殺人事件」などはドラマ・映画化されたほどの名作ですので、一度は聞いたことがあると思います。

アガサ・クリスティの最初の作品「スタイルズ荘の怪事件(ポアロシリーズ1巻目)」は1920年に発売されたので、2020年でちょうど100年前のミステリ小説になります。

今回はポアロシリーズをご紹介していきます。

著者のアガサ・クリスティの全おすすめ作品については以下の記事でご紹介しています。 →アガサ・クリスティ全作品のおすすめはこちら。

エルキュール・ポアロシリーズの登場人物

名探偵のエルキュール・ポアロ

エルキュール・ポアロのイメージ

エルキュール・ポアロは、身長162cmで頭が卵型、くるりと曲がった口髭が特徴の中年男性です。

身嗜みをきちんと整えており、口髭の手入れだけはサボりません。

口癖は、「私の灰色の脳細胞が…」です。(私の成熟した頭脳が、という意味です。)

ベルギー出身で、警察の捜査員として活躍していましたが、引退後に第一次世界対戦に巻こまれ、イギリスへ亡命します。

その後、シリーズ1作目「スタイルズ荘の怪事件」にて、滞在していたスタイルズ荘で事件が起こり、探偵としての道を歩み始めます。

友人のアーサー・ヘイスティング大尉

アーサー・ヘイスティングのイメージ

アーサー・ヘイスティング大尉は、このシリーズにおける語り手です。

全ての巻で登場しているわけではないのですが、ヘイスティングが登場する巻では、彼の一人称になります。

彼は非常に正義感が強く真面目です。しかも女性には大変優しい。

でも優しすぎて、タイプの女性がいると必要以上に感情移入するのがたまに傷です。

読者側からすると、主観が入りすぎなのでは?と苦笑してしまいます。(ホームズの相棒ワトソンと似てます。)

しかし物語内では、ユーモア担当になったり、ポアロの助けになったりと色々と活躍する登場人物の一人です。

エルキュール・ポアロシリーズの読む順番

ぶくおくんぶくお
ポアロシリーズは1巻ずつ完結するから、どれから読んでも大丈夫!ただ「カーテン」を読むときは、ある程度ポアロ作品を読んだほうが面白いよ。

このシリーズは順番に読まなくても問題はありません。

ただ、著者アガサ・クリスティの文体から「この巻が全盛期で、この巻を書いてたときは成熟期」と色々変化が感じられるので、読書家の方はぜひ挑戦してみてください! (個人的なおすすめはやはり1巻〜8巻あたりが秀逸です。)

ちなみに「早川書房」さんの翻訳本がおすすめです。誤訳が少なく、安定して楽しめます。

以下の表は、早川書房さんでまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

エルキュール・ポアロシリーズ長編(33作品)

No. タイトル 出版年 おすすめ度(星5評価) 聴く読書(オーディブル)
1 スタイルズ荘の怪事件 1920 ★★★★☆(星4) Audible版
2 ゴルフ場殺人事件 1923 ★★★★☆(星4)
3 アクロイド殺し 1926 ★★★★★(星5) Audible版
4 ビッグ4 1927 ★★★☆☆(星3)
5 青列車の秘密 1928 ★★★★☆(星4)
6 邪悪の家 1932 ★★★★☆(星4)
7 エッジウェア卿の死 1933 ★★★★☆(星4)
8 オリエント急行の殺人 1934 ★★★★★(星5) Audible版
9 三幕の殺人 1935 ★★★☆☆(星3)
10 雲をつかむ死 1935 ★★★☆☆(星3)
11 ABC殺人事件 1935 ★★★★★(星5) Audible版
12 メソポタミヤの殺人 1936 ★★★★☆(星4)
13 ひらいたトランプ 1936 ★★★★☆(星4)
14 もの言えぬ証人 1937 ★★★★☆(星4)
15 ナイルに死す 1937 ★★★★★(星5) Audible版
16 死との約束 1938 ★★★★★(星5)
17 ポアロのクリスマス 1938 ★★★☆☆(星3)
18 杉の柩(すぎのひつぎ) 1940 ★★★★☆(星4)
19 愛国殺人 1940 ★★★☆☆(星3)
20 白昼の悪魔 1941 ★★★★☆(星4)
21 五匹の子豚 1943 ★★★★☆(星4)
22 ホロー荘の殺人 1946 ★★★☆☆(星3)
23 満潮に乗って 1948 ★★★★☆(星4)
24 マギンティ夫人は死んだ 1952 ★★★★☆(星4)
25 葬儀を終えて 1953 ★★★★☆(星4)
26 ヒッコリー・ロードの殺人 1955 ★★★☆☆(星3)
27 死者のあやまち 1956 ★★★☆☆(星3)
28 鳩のなかの猫 1959 ★★★☆☆(星3)
29 複数の時計 1963 ★★★☆☆(星3)
30 第三の女 1966 ★★★☆☆(星3)
31 ハロウィーン・パーティ 1969 ★★★☆☆(星3)
32 象は忘れない 1972 ★★★☆☆(星3)
33 カーテン 1975 ★★★★★(星5)

エルキュール・ポアロシリーズ中短編(9作品)

No. タイトル 出版年 おすすめ度(星5評価)
1 ポアロ登場 1924 ★★★★☆(星4)
2 死人の鏡 1937 ★★★★★(星5)
3 黄色いアイリス 1939 ★★★★☆(星4)
4 ヘラクレスの冒険 1947 ★★★★★(星5)
5 愛の探偵たち 1950 ★★★★☆(星4)
6 教会で死んだ男 1951 ★★★★☆(星4)
7 クリスマス・プディングの冒険 1960 ★★★★☆(星4)
8 マン島の黄金 1997 ★★★★☆(星4)
9 ブラック・コーヒー(戯曲) ※アガサ・クリスティ著ではない 1997 ★★★☆☆(星3)

ポアロシリーズのおすすめランキング5(初めての方向け)

初めての方向けに、ポアロシリーズにおけるおすすめを5作品をご紹介いたします。

これさえ読めば、「ポアロシリーズは履修済み」と周りに言っても問題ありません。

順位 タイトル 理由
1位 オリエント急行の殺人(8巻) 一切、読者に犯人を悟らせずに最後でびっくりさせた名作
2位 アクロイド殺し(3巻) 叙述トリックが見事な作品。必ず騙される。
3位 ゴルフ場殺人事件(2巻) 後半にかけて事件の全貌が変わってくるミステリー
4位 ABC殺人事件(11巻) まんまと騙される作品。相変わらず後半の展開が素晴らしい。
5位 スタイルズ荘の怪事件(1巻) 1巻目でこのクオリティなのは恐れ入るほどの出来栄え

1位 オリエント急行の殺人(8巻)

あらすじ

冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。

奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。

偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すが、すべての乗客には完璧なアリバイが……

ぶくおくんぶくお
圧倒的1位の作品。有名作品だけど、何度読んでも最後の謎解きにはびっくり!

やはり、この作品は必ず押さえておくべき一作です。

オリエント急行で起きた殺人事件をポアロが調査するのですが、容疑者候補たち全員のアリバイが完璧すぎてポアロを悩ませます。

実はこの作品、当時起きた事件を投影しているそうです。

それを考えると読み終わった後に、ラストがなんだか納得してしまうかもしれません。アガサ・クリスティはこう考えていたのだな…と。

それにしても最後の謎解き場面は中々衝撃的ですので、全く退屈しない一冊です。

☆「オリエント急行の殺人」のおすすめ映像

①ハリウッド版の映画

有名なハリウッド俳優が演じてるので、途轍もなく豪華な映画と仕上がっています。景色が非常に綺麗に撮られています。

俳優さんたちの演技がお上手すぎる上に、原作では泣かなかったのにキャラクターの感情がダイレクトに伝わってきて、思わず泣いてしまいました。

→オリエント急行殺人事件 (吹替版)はこちら

2位 アクロイド殺し(3巻)

あらすじ

深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。

容疑者である氏の甥が行方をくらませ、事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。

だが、村に越してきた変人が名探偵ポアロと判明し、局面は新たな展開を…

ぶくおくんぶくお
これまた最後の謎解きで驚くこと間違いなし。本当に面白い!

これまた有名作品です。

物語は、シェパード医師という新しい登場人物の一人称で話が進みます。

途中でポアロが登場して調査を始めるんですが、ヘイスティング大尉に代わってシェパード医師が相棒役になります。

初見でこの事件の犯人がわかったら、本当に尊敬します。 それほど最後に衝撃を受けた作品の一つです。

3位 ゴルフ場殺人事件(2巻)

あらすじ

フランスに滞在する富豪ルノーが、ゴルフ場で何者かに刺殺された。

ポアロが事件を担当することになるが、パリ警察の名刑事ジローも捜査を開始する。

ふたりは、知恵比べをしながら調査をしてゆくことになるが、まもなく富豪殺しと同じ凶器で浮浪者が殺害される事件が発生した。

はたして、両事件に関連はあるのか…

ぶくおくんぶくお
ポアロの友だち、ヘイスティングのドタバタ具合が楽しめる作品。もちろん事件も最後が一番面白い!

大富豪のルノーがゴルフ場で刺殺される事件が起こり、ポアロがヘスティング大尉と一緒に事件の調査を行います。

著者アガサ・クリスティの凄いところって、人物描写が非常上手いところなんですよね。

読んでいるうちに登場人物の印象付けが自然とされてしまって、気づいた時には著者の思惑通りに人物像を思いこまされてしまってる、というループに陥ります。

今回も最後まで事件目が離せない巻です。 ちなみにヘイスティング大尉の女好きが知れます。

ほんと、大尉ってロマンチストなんだよな…。

4位 ABC殺人事件(11巻)

あらすじ

注意することだ―ポアロのもとに届けられた挑戦状。

その予告通り、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。

現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。

まもなく第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され…。

ぶくおくんぶくお
初めて読んで犯人がわかったらすごい。それほどプロットが上手!

ABC殺人事件も名作中の名作です!

今までは、ポアロの行く先々で事件に関わる形式をとっていましたが、今回は犯人からの挑戦状です。まるで明智小五郎と二十面相のような…

まず第一に、何度読んでも犯人が予想できません。個人的に何度も読んだのですがいつもアッと驚かされてしまいます。

そして事件の先が全く見えない、という物語の展開と、人物描写がとにかく上手い。

さすが、アガサの全盛期の作品だけあって面白さが満載です。

絶対に期待を裏切らない面白さだと思いますので、一度ご覧ください!

5位 スタイルズ荘の怪事件(1巻)

あらすじ

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早早事件に巻き込まれた。

屋敷の女主人が毒殺されたのだ。

難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。

不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場。

ぶくおくんぶくお
記念すべき1巻目。これが初めて書いた作品って思えないほどの構成がお上手!

ポアロシリーズの第一作目です。

つまり著者アガサ・クリスティのデビュー作なんですが、完成度が非常に高いミステリ小説となっています。

今回は女主人の殺人事件なんですが、事件を調べていくうちに犯人像が二転三転していき、読者を混乱させていきます。

突飛な事件でもないし、突飛な人物がいるわけでもない素材的には地味なものですが、これがめちゃくちゃ面白いです。

ポアロシリーズのおすすめランキング10(読書家向け)

ここでは、読書家向けにシリーズを全巻読んだ私のおすすめを10作品ご紹介します。

本当にどれも面白いので、騙されたと思ってどれか一冊読んでみてください。 (ただしカーテンは一番最後に読むのがおすすめ。)

1位 カーテン(33巻)

あらすじ

ヘイスティングズは親友ポアロの招待で懐かしきスタイルズ荘を訪れた。

老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。

その影に真犯人Xが存在する。しかもそのXはここ、スタイルズ荘にいるというのだ……全盛期に執筆され長らく封印されてきた衝撃の問題作。

ぶくおくんぶくお
一番好きな作品。ポアロシリーズの最後に読んだら絶対胸がいっぱいになるよ。

私の中で、圧倒的1位の作品です。

ポアロシリーズの最終巻に当たる長編なんですが、最後にふさわしい事件です。

今回はヘイスティング大尉が語り手であり、相棒になります。

ただ、ポアロはすっかり体の自由が効かなくなって、おじいさんになっています。

そんな二人が過去の事件に挑むわけですが、これまた最後に驚きの展開が待ち受けています。

シリーズの最後に読んでほしい作品です。

2位 五匹の子豚(21巻)

あらすじ

16年前、高名な画家だった父を毒殺した容疑で裁判にかけられ、獄中で亡くなった母。

でも母は無実だったのです……

娘の依頼に心を動かされたポアロは、事件の再調査に着手する。

当時の関係者の証言を丹念に集める調査の末に、ポアロが探り当てる事件の真相とは?

ぶくおくんぶくお
過去の事件だから物語は盛り上がりに欠けると想ったら、大間違い!どんどん読んじゃうと思う。

まず結論から申し上げますと、この巻はめちゃくちゃ面白いです。

毎回面白いと書いてるので飽きてるかもしれませんが、間違いなく面白いと思ってもらえる作品です。

今回は過去の事件へと遡っていく話です。

いつもながら登場人物の書き分けと、盲点をつくのが上手く、構成に非の打ち所がないミステリー小説です。

証言を聞いてると段々と事件の詳細がわかってくるのですが、それだけではとどまらないのがクリスティの天才なところだと思います。

3位 邪悪の家(6巻)

あらすじ

名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。

近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。

まさにその会話の最中、一発の銃弾が……

ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった!

ぶくおくんぶくお
ほとんどの人が、クリスティにやられた!ってびっくりする作品。

ポアロが、珍しく推理に困っているところが見れる作品です。

美女のニックと会ったポアロは、彼女から「3日間に3度も命が助かった」と聞かされます。3度も命が危ない出来事なんて早々ないと疑問に思い、ポアロは調査を始めます。

彼女を殺そうとする犯人から守るため、彼女の家に向かうのですが…。

なぜ、そんなに美女ニックのことをつけ狙うのでしょうか?

今回はこの問題が最大のポイントになります。最後はいつもながらに驚かされると思います。

4位 ナイルに死す(15巻)

あらすじ

美貌の資産家リネットと若き夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。

突然轟く一発の銃声。サイモンのかつての婚約者が銃を片手に二人をつけまわしていたのだ。

嫉妬に狂っての凶行か?…だが事件は意外な展開を見せる。

船に乗り合わせたポアロが暴き出す意外きわまる真相とは。

ぶくおくんぶくお
ナイルの描写が綺麗なところも楽しんでほしい作品。もちろん、ミステリーも秀逸。

2020年に「ナイル殺人事件」というタイトルで映画化している名作。

舞台はエジプトで、最初はエジプトの風景が感じられる描写が続いていきます。

観光パートが長いんですが、中盤で突如殺人事件が起こります。

単純な男女関係絡みの事件なのか?それとも…

この巻もひたすら登場人物たちに振り回され、最後の最後でうわっ!と驚かされます。

個人的に舞台がエジプトで、描写がとても綺麗だったのでお気に入りの一作。

5位 青列車の秘密(5巻)

あらすじ

走行中の豪華列車“ブルー・トレイン”内で起きた陰惨な強盗殺人。

警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。

必死に弁明する夫だが、妻の客室に入るところを目撃されているのだ。

だが、偶然同じ列車に乗り合わせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は意外な人物だった!

ぶくおくんぶくお
ロマンス好きには堪らない作品。ミステリー×ロマンスってなんでこんなに面白いんだろう。

この巻は、映画を見ているかのような物語展開になっていて、特に女性におすすめの作品かもしれません。

アガサはミステリだけでなく、ロマンスを書くのが非常に上手く、今回の登場人物は魅力的なキャラクターばかり集まったロマンスが繰り広げられています。

ミステリとしては他の巻と比較してそこまでですが、この結末を書きたかったからこういう仕立てにしたのかな、と個人的に思っています。

物語としては、十分面白い一作です。

6位 杉の柩(18巻)

あらすじ

婚約中のロディーとエリノアの前に現れた薔薇ごときメアリイ。

彼女の出現でロディーが心変わりをし、婚約は解消された。

激しい憎悪がエリノアの心に湧き上がり、やがて彼女の作った食事を食べたメアリイが死んだ。

犯人は私ではない!エリノアは否定をするが・・・・

嫉妬に揺れる女心をポアロの調査が解き明かす。

ぶくおくんぶくお
今回もミステリー×ロマンスの作品。キャラクターが魅力的だから物語としても面白いよ!

男女の修羅場がテーマのこの巻ですが、ただの修羅場では終わらないところがポアロシリーズの面白いところです。

今回の事件は冒頭から一人の女(エリノア)が犯人として上がっています。状況、動機どこからみても彼女が犯人と指しています。

一体それをどうポアロが判断するのか。ミステリーとしてもロマンスとしてもとても面白い作品になっていますので、ぜひ一読ください。

7位 エッジウェア卿の死(7巻)

あらすじ

カーロッタは人気女優ジェーンのものまねで、ポアロを含む多くの観客を魅了した。

奇しくもジェーン当人が、ポアロに奇妙な依頼をしてきた。

離婚を拒む夫の男爵をなんとか説得してほしいというのだ。

純粋な興味からこの依頼を快諾したポアロ。

が、数日後その男爵が謎の死を遂げてしまう……。

ぶくおくんぶくお
またヘイスティングのドタバタするシーンがあるから、クスリとなる作品。

これまた読み応えのある事件です。

よく夫婦の片割れが殺されるともう一方の相方が必ず疑われると思いますが、今回もその展開です。

エッジウェア卿が殺されたため、妻であるエッジウェア夫人が容疑者として疑われるのですが、彼女には鉄壁のアリバイがあります。

そして次々と怪しい人物たちが登場し、事件は混乱に陥ります。

今回もヘイスティングがドタバタと活躍する回です。

活躍といってもいつもどおり、読者を混乱させるような迷推理があります 笑。

ある意味見どころの一つです。

8位 死との約束(16巻)

あらすじ

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ・・・」

エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。

どうしてこうも犯罪を連想させるものにぶつかるのか?

ポアロの思いが現実となったように殺人は起こった。謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの並外れた慧眼が真実を暴く。

ぶくおくんぶくお
母親の異常性から家族がどうなっていくのか?ハラハラドキドキする珍しい作品。

こちらは2021年3月6日に野村さんがポアロ役としてドラマ化されました。

私は見てないんですが、作品としては大変面白いです。

物語は、一人の母親に虐げられる家族の旅行先での出来事です。

この母親の異常性がすごく、これだったら何かしらの事件があってもおかしくないという状況を作った上で、事件が始まります。

最後、この家族がどうなるかは見ものです。

9位 葬儀を終えて(25巻)

あらすじ

「だって彼は殺されたんでしょ?」

アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。

すべてはこの一言から始まった。

翌日、コーラが死体で発見される。

要請を受けて事件解決に乗り出したポアロが、一族の葛藤のなかに見たものとは。

ぶくおくんぶくお
「だって彼は殺されたんでしょ?」の一言に注目・・・?

こちらは隠れた名作です。

読書家の間ではかなり有名だと思います。

今回も登場人物が多いですが、心情などをうまく書き分けられていて全く読み間違えることはないので、さすがクリスティといったところです。

事件の鍵を握るのは、コーラという下の妹の一言です。

最後を読むと絶対に驚くこと間違いありません。

10位 死人の鏡(短編集)

あらすじ

謀略の犠牲になりかねないからと調査を頼まれたポアロは、依頼人の准男爵の邸へ向かった。

が、待っていたのは密室の中での依頼人の死。

自殺に見えるが動機は不明。また謀略とは何なのか?

事件解決の手がかりは意外にも書斎の割れた鏡にあった!密室の謎に挑む表題作をはじめ、ポアロ活躍の四篇を収録する傑作集。

ぶくおくんぶくお
短編だから読みやすいし、とても読み応えがある力作が揃ってるよ!

ポアロの短編集です。

表題作の「死人の鏡」を始め、「厩舎街の殺人」、「謎の盗難事件」、「砂にかかれた三角形」と全四作あるんですが、そのうちの「砂にかかれた三角形」が一番好きです。

二人の男性が一人の美女を巡る三角関係の話なんですが、これが大変良くできています。アガサ・クリスティのマジックとはこのことです。

すごく短い話なので、これだけ読んでも満足すると思います。もちろん他の短編も力作なので、合わせて読んでみてください。

名探偵ポアロのドラマ情報まとめ

2021年〜NHKで放送中!

現在、NHKのBSプレミアムで毎週土曜午後16時から「名探偵ポアロ(リマスター版)」が放送されています。(内容は再放送)

→NHKの名探偵ポアロ専用サイト

ポアロ役は「デビッド・スーシェ」という俳優で、まさに原作からそのまま出てきたみたいな見た目をしていてびっくりしました。(卵型の頭!)

そして演技がめちゃくちゃ上手いので、本当に面白いです。原作好きなら見るべし。

アマゾンでもドラマが一気に観れる!

一気に観たい方は、アマゾンのプライム会員であれば見ることができますので、そちらをおすすめします。(まだプライム会員でない方は、30日間のみ無料体験できます。)

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全部でシーズン1〜7まであって、原作だけでなくドラマのオリジナル作品が見れます。

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