元警察犬マサシリーズとは
元警察犬マサシリーズとは、著者の宮部みゆきによって書かれた警察犬”マサ”が語り部となって事件を追っていく物語です。
執筆された時期が1989年なので、作風自体にかなり時代を感じることがありますが、今読んでも全然面白い作品です。
今回は、元警察犬マサシリーズについてご紹介いたします。
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元警察犬マサシリーズの読む順番は?
こちらは順番に読まなくても大丈夫です。
全2巻の作品なんですが、長編なのは最初の1巻目。2巻目は短編集になりますので、物語自体は1巻ずつ完結します。
元警察犬マサシリーズの読む順番一覧(全2巻/完結済み)
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | パーフェクト・ブルー | 1989 | あらすじ |
2 | 心とろかすような マサの事件簿 | 1997 | あらすじ |
元警察犬マサシリーズ①
「パーフェクト・ブルー」
こちらはだいぶ昔の作品なんですが非常に良くできていて、読み終わった後に”なんでパーフェクトブルーというタイトルなのか”という意味がわかるので二重に面白かったです。
実は犬の「マサ」の視点で物語は進みます。
物語の始めは、高校球児の焼失事件から始まり、どんどん予想だにしない方向に事件が向かうのでノンストップで読んでしまうこと間違いありません。
あらすじ
元警察犬のマサは、蓮見家の一員となり、長女で探偵事務所調査員・加代ちゃんのお供役の用心犬を務めている。ある晩、高校野球界のスーパースター・諸岡克彦が殺害された。
その遺体を発見した加代ちゃん、克彦の弟である進也、そしてマサは事件の真相を追い始めるが…。幅広いジャンルで活躍し、わが国の文壇を代表する作家の一人である宮部みゆきの記念すべき長編デビュー作。
元警察犬マサシリーズ②
「心とろかすような マサの事件簿」
こちらは短編集になります。
どれも面白くて、個人的に一番面白かったのが「白い騎士は歌う」ですね。
なんともやりきれない事件が多く、人間に嫌気がさしそうな気分になりますが、そんな中の癒しはマサの存在です。
賢い上に可愛いなんて素晴らしい・・・犬好きはぜひ!
あらすじ
元警察犬で現在は蓮見探偵事務所の用心棒ならぬ用心犬・マサが、加代ちゃんやその家族、前作で亡くなった高校野球のヒロー諸岡克彦の弟・進也も加わった面々と活躍する、マサの語る事件簿をこれも新装版で。「心とろかすような」、「てのひらの森の下で」、「白い騎士は歌う」、「マサ、留守番する」、「マサの弁明」の五編を収録。
まとめ
個人的に宮部さんの作品の中でも、上位に入るほど気に入ってる作品です。
昔の作品なんですが、今読んでも遜色ない作品なのでむしろ素晴らしいです。
ぜひ一度ご覧ください。
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