2024年版おすすめのミステリー小説30選!死ぬまでに読みたい最高のミステリー名作

2024年版おすすめのミステリー小説30選!死ぬまでに読みたい最高のミステリー名作

今回は日本・海外問わず、ミステリー小説の名作を30作品厳選してご紹介します。
選んだ結果、近年の作品よりも昔の作品のほうが多くなりました。ずっと多くの人に読まれている作品だからこそ、名作と呼ぶのだと思います。

よければいくつ、自分が読んだ作品が出ているか数えてみてください。
それではみていきましょう!

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  1. おすすめミステリー小説1. 「異邦の騎士」/島田荘司
  2. おすすめミステリー小説2. 「皇帝のかぎ煙草入れ」/ディクスン・カー
  3. おすすめミステリー小説3. 「何者」/江戸川乱歩
  4. おすすめミステリー小説4. 「Yの悲劇」/エラリー・クイーン
  5. おすすめミステリー小説5. 「絡新婦の理」/京極夏彦
  6. おすすめミステリー小説6. 「火刑法廷」/ディクスン・カー
  7. おすすめミステリー小説7. 「夜歩く」/横溝正史
  8. おすすめミステリー小説8. 「中途の家」/エラリー・クイーン
  9. おすすめミステリー小説9. 「占星術殺人事件」/島田荘司
  10. おすすめミステリー小説10. 「白衣の女」/ウィルキー・コリンズ
  11. おすすめミステリー小説11. 「殺戮にいたる病」/我孫子武丸
  12. おすすめミステリー小説12. 「カササギ殺人事件」/アンソニー・ホロヴィッツ
  13. おすすめミステリー小説13. 「模倣犯」/宮部みゆき
  14. おすすめミステリー小説14. 「ABC殺人事件」/アガサ・クリスティー
  15. おすすめミステリー小説15. 「姑獲鳥の夏」/京極夏彦
  16. おすすめミステリー小説16. 「不自然な死」/ドロシー・L・セイヤーズ
  17. おすすめミステリー小説17. 「火車」/宮部みゆき
  18. おすすめミステリー小説18. 「黒後家蜘蛛の会1」/アイザック・アシモフ
  19. おすすめミステリー小説19. 「月光ゲーム―Yの悲劇’88」/有栖川有栖
  20. おすすめミステリー小説20. 「僧正殺人事件」/S・S・ヴァン・ダイン
  21. おすすめミステリー小説21. 「十角館の殺人」/綾辻行人
  22. おすすめミステリー小説22. 「ストーンサークルの殺人」/M・W・クレイヴン
  23. おすすめミステリー小説23. 「悪魔が来りて笛を吹く」/横溝正史
  24. おすすめミステリー小説24. 「モルグ街の殺人事件」/エドガー・アラン・ポー
  25. おすすめミステリー小説25. 「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」/スティーグ・ラーソン
  26. おすすめミステリー小説26. 「葉桜の季節に君を想うということ」/歌野晶午
  27. おすすめミステリー小説27. 「刺青殺人事件」/高木彬光
  28. おすすめミステリー小説28. 「緋色の研究」/コナン・ドイル
  29. おすすめミステリー小説29. 「点と線」/松本清張
  30. おすすめミステリー小説30. 「黄色い部屋の謎」/ガストン・ルルー
  31. まとめ
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おすすめミステリー小説1.
「異邦の騎士」/島田荘司

ぶくおくんぶくお

ミステリの大御所である島田荘司さんの人気作品。主人公が記憶をなくしている状態から物語は始まる。


数あるミステリー作品の中で群を抜いて個人的に最高だったのが、異邦の騎士です。
最後まで絶対にノンストップで読めてしまうこと間違いなしの作品です。

最初は主人公が記憶喪失になった状態から始まります。
そこで居合わせた女性が主人公を助けてくれるのですが、彼女と過ごすたび、不可解な記憶が蘇ってくるのでした…

物語が進んでいくうちに、主人公が一体何者なのか?どういった過去をもつのか?が明かされていくところが最高に面白いです。

こちらは名探偵の御手洗シリーズの3巻です。シリーズについては以下で詳しくご紹介しています。

【永遠の名作】御手洗潔シリーズ(島田荘司)の読む順番一覧|未完結の名作ミステリー
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島田荘司の作品一覧・シリーズまとめ【日本の本格ミステリー作家】
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あらすじ

失われた過去の記憶が浮かび上がり、男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。

やっと手にした幸せな生活に忍び寄る新たな魔手。
名探偵・御手洗潔の最初の事件を描いた傑作ミステリー『異邦の騎士』に著者が精魂こめて全面加筆した改訂完全版。

幾多の歳月を越え、いま異邦の扉が再び開かれる。

おすすめミステリー小説2.
「皇帝のかぎ煙草入れ」/ディクスン・カー

ぶくおくんぶくお

わずか300ページしかないのに圧倒されるほどの秀逸ミステリーの名作。この伏線をきみは見抜ける?

著者のカーといえば密室ミステリーで有名ですが、この作品はアガサ・クリスティーをも脱帽させたほどの名作ミステリーです。
なんといっても「著者の大胆不敵な伏線とヒント」に注目していただきたいところでもあります。

これ気づいた人がいたら本当にすごいと思います。種明かしの後に振り返って読むと「あ〜!!これか!」と驚くのは間違いなしです。

読んだ感想はこちら。また、他のカーの作品もご紹介しています。

皇帝のかぎ煙草入れ(ディクスン・カー)のあらすじと感想|クリスティも脱帽した名作ミステリー
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こちらはおすすめのシリーズ。

ギデオン・フェル博士シリーズ(ディクスン・カー)の読む順番一覧|全25巻完結済み
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あらすじ

向かいの家で、婚約者の父親が殺されるのを寝室の窓から目撃した女性イヴ。
だが、彼女の部屋には前夫が忍び込んでいたので、容疑者にされた彼女は、身の証を立てることができなかった。

絶体絶命、物理的には完全な状況証拠が揃ってしまっているのだ。

「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」とアガサ・クリスティーを驚嘆せしめた不朽の本格編。

おすすめミステリー小説3.
「何者」/江戸川乱歩

ぶくおくんぶくお

江戸川乱歩好きだったらみんな知っている秀逸作品。不穏な空気を作り出すのが非常にお上手!

こちらは青空文庫でも読めます!ぜひぜひ!

江戸川乱歩のミステリ小説の中で、一番完成されているんじゃないかと思うほどの面白さです。
「何者」というタイトルを少し考えながら読むと、また違う景色が見えてくるかもしれません。

Wikiによると、

江戸川乱歩によれば、「(動機に)一つの独創があり、自分ではよく出来た作と思つてゐたのに、全く反響がなかつた」という。

こんな面白いのに嘘だ!と私は思ったんですが、その頃はたいして珍しい手法でもなかったんですね。

こちらは明智小五郎が出ているシリーズです。詳しくはこちら。

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江戸川乱歩の作品一覧・シリーズまとめ【日本で初めて探偵を作った作家】
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あらすじ

「私」は、友人・甲田伸太郎と、2人の友人である結城弘一の鎌倉の家で学生生活最後の夏休みを満喫していた。

ある日の夜、弘一が父親の書斎で狙撃され足に重傷を負った。
ピストル強盗は、机の現金よりも価値のない金色に光るものばかり盗んでいった。

弘一は持ち前の探偵趣味を生かし、入院先のベッドで「私」や波多野警部などから巧みに情報を得ながら、事件を解決へと導いていく。
その推理は何処にも瑕疵のないものと思われたのだが、謎の男・赤井さんによってその推理は覆されるのだった…。




おすすめミステリー小説4.
「Yの悲劇」/エラリー・クイーン

ぶくおくんぶくお

海外では「Xの悲劇」が人気だけれど日本は「Yの悲劇」が人気だよ!あなたはどちらの作品が好み?


1932年発表されたミステリーの大御所エラリー・クイーンのミステリ作品です。

イカれた一族として有名だったハッター一族の当主が毒殺されました。
そしてそのあと次々とハッター家の中で毒殺未遂事件が起こります。

想像もしなかった犯人と犯行、そして見応えのある結末は、一生に一度絶対に読みたいミステリー作品です。

エラリー・クイーンのその他おすすめ作品は、以下でご紹介しています。

【最高傑作】エラリークイーンのおすすめランキング10選|ファンが選ぶ激推し作品
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エラリー・クイーンの作品一覧・シリーズまとめ【米国の本格ミステリー作家】
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あらすじ
行方不明をつたえられた富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの湾口に揚がった。

死因は毒物死で、その後、病毒遺伝の一族のあいだに、目をおおう惨劇がくり返される。

名探偵レーンの推理では、あり得ない人物が犯人なのだが……。
ロス名義で発表した四部作の中でも、周到な伏線と、明晰な解明の論理は読者を魅了する古典的名作。

おすすめミステリー小説5.
「絡新婦の理」/京極夏彦

ぶくおくんぶくお

ミステリー好きで百鬼夜行シリーズを知らない人はいないと思う。その中でもこの作品は飛び抜けて構成がすごい!

冒頭から犯人と思われる人物と中禅寺が話している場面から始まるんですが、いくら読み進めても犯人がわからないというのがとても面白かったです。
殺人事件の状況が次々と変わっていて、読み進めるのが精一杯なくらい。

凄惨な事件からのラストのまとめかたは、非常に見事です。

百鬼夜行シリーズについては以下でご紹介しています。

百鬼夜行シリーズ(京極夏彦)のランキングTOP5【面白さで眠れなくなる作品】
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あらすじ

当然、僕の動きも読み込まれているのだろうなーー二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、血塗られたノミをふるう目潰し魔。

連続殺人は発泡に張り巡らせた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、絡めとる。中心に陣取るのは誰か?

おすすめミステリー小説6.
「火刑法廷」/ディクスン・カー

ぶくおくんぶくお

カーを読んでみたい方は、最初にこの作品を押さえておこう!ただし、面白すぎて他の作品が物足りなくなるからご注意。


私はカーの作品で、1,2を争うくらいお気に入りの作品です。

遺体が消えるという消失事件が起こり、主人公は謎を解明しようとするのですが、だんだんと主人公の妻が怪しくみえてきます。
ラストのまさかの展開に、果たしてあなたはついていけるでしょうか?

カーの作品については、以下で作品をまとめています。

ジョン・ディクスン・カーの作品一覧・シリーズまとめ【米国の密室ミステリー作家】
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あらすじ

広大な敷地を所有するデスパード家の当主が急死。

その夜、当主の寝室で目撃されたのは古風な衣装をまとった婦人の姿だった。

その婦人は壁を通り抜けて消えてしまう……伯父の死に毒殺の疑いを持ったマークは、友人の手を借りて埋葬された遺体の発掘を試みる。

だが、密閉された地下の霊廟から遺体は跡形もなく消え失せていたのだ!

無気味な雰囲気を孕んで展開するミステリの一級品




おすすめミステリー小説7.
「夜歩く」/横溝正史

ぶくおくんぶくお

金田一耕助シリーズの中でも個人的に名作だと思っている作品。最後まで誰が犯人を見抜けるかな?


この作品がなんで知名度が低いのかわからないくらい、よく出来ている作品です。
ストーリーの運びがかなりお上手で、何重のトリックも意外な犯人も全然見抜けませんでした。

「夜歩く」というのが何を指してるのかも想像すると面白いと思います。

金田一シリーズやおすすめ作品は、以下でもご紹介しています。

【最新版】金田一耕助シリーズ(横溝正史)の読む順番一覧|全28巻完結済み
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あらすじ

「我、近く汝のもとに赴きて結婚せん」という奇妙な手紙と佝僂の写真が、古神家の令嬢八千代のもとにまいこんだ。

三日後に起きた、キャバレー『花』での佝僂画家狙撃事件。

それが首なし連続殺人の発端だった……。
因縁の呪いか? 憎悪、貪欲、不倫、迷信、嫉妬と、どす黒い要素が執念深くからみあって、古神家にまつわる、世にも凄惨な殺人事件の幕が切って落とされた!!

おすすめミステリー小説8.
「中途の家」/エラリー・クイーン

ぶくおくんぶくお

著者エラリー自身も三本の指に入るほど名作だ、と自負しているほどの作品!理論立てた推理に脱帽。

この作品は、被害者が二重婚を行っていたことが発覚し、「一体どちらの立場で殺されたのか?」というのがメインの謎になります。

この謎を解く最後の推理が非常によく出来ており、物語としても抜群に面白いです。隠れた名作。

エラリー・クイーンのその他おすすめ作品は、以下でご紹介しています。

【続編あり】国名シリーズ(エラリークイーン)の読む順番一覧|永遠の名作ミステリーシリーズ
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【最高傑作】エラリークイーンのおすすめランキング10選|ファンが選ぶ激推し作品
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エラリー・クイーンの作品一覧・シリーズまとめ【米国の本格ミステリー作家】
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あらすじ

ニューヨークとフィラデルフィアの中間にあるトレントンという町で、一人の男が殺された。

被害者は、エラリーの旧友ビルの妹の夫だった。現場に向かったエラリーが調査を進めていくと、男の妻だという女性が新たに現れる。

2つの都市を行き来して二重生活を送っていた男は、どちらの人格として殺されたのか?論理パズルと人間ドラマが融合した、クイーンの傑作。

おすすめミステリー小説9.
「占星術殺人事件」/島田荘司

ぶくおくんぶくお

名探偵の御手洗潔が活躍する第一作目!衝撃の作品で、いつ読んでも色褪せない名作。


記念すべきシリーズ1巻目。東西ミステリーベスト100の国内編で、3位になっているほどの名作です。間違いなく面白いです。

犯人はともかく、動機と犯行のトリックは全く見破れず、最後は非常に印象的な作品でした。
少しだけグロい描写があるので、苦手な方はご注意ください。

島田荘司の他作品については、以下で詳しくご紹介しています。


【永遠の名作】御手洗潔シリーズ(島田荘司)の読む順番一覧|未完結の名作ミステリー
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島田荘司の作品一覧・シリーズまとめ【日本の本格ミステリー作家】
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あらすじ

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。

彼の死後、六人の若い女性が行方不明となり肉体の一部を切り取られた姿で日本各地で発見される。

事件から四十数年、未だ解かれていない猟奇殺人のトリックとは!? 名探偵・御手洗潔を生んだ衝撃のデビュー作、完全版!




おすすめミステリー小説10.
「白衣の女」/ウィルキー・コリンズ

ぶくおくんぶくお

上・中・下あるボリュームのある作品だけど、一巻ごと読み終わる度に次の巻を読みたくなるような展開!


1860年にイギリスで発表されたミステリー小説です。
この作品のすごいところは、今読んでもかなり面白く一気に読めてしまうところです。

人間描写がかなりお上手で、物語に引き込まれてしまうこと間違いなしの作品です。

その他の海外ミステリーのおすすめは以下でもご紹介しています。

【衝撃の一冊】海外ミステリー小説おすすめ20選|ミステリー中毒が選出した絶対に読んでほしい名作
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あらすじ
暑熱去らぬ夏の夜道、「ロンドンに行きたい」と声をかけてきた白ずくめの女。
絵画教師ハートライトは奇妙な予感に震えたー。発表と同時に一大ブームを巻き起こし社会現象にまでなったこの作品により、豊饒な英国ミステリの伝統が第一歩を踏み出した。ウィルキー・コリンズ(1824-89)の名を不朽のものにした傑作




おすすめミステリー小説11.
「殺戮にいたる病」/我孫子武丸

ぶくおくんぶくお

こんなにも上手い叙述トリックはある?というほどの名作。読み終わったらもう一度読み返したくなる。

タイトルに殺戮と入ってるとおり少しグロいですが、読み応えは抜群のミステリー小説です。
途中に違和感は覚えるものの、ラストの1ページで想定しえなかったネタバラシに驚きました。

ぜひ一度は読んでいただきたい作品です。

あらすじ
永遠の愛をつかみたいと男は願った―。
東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。
犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。

冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
叙述ミステリの極致!

おすすめミステリー小説12.
「カササギ殺人事件」/アンソニー・ホロヴィッツ

ぶくおくんぶくお

2つのフーダニット味わえる、珍しい作品。アガサ・クリスティーファンなら、絶対読んでほしいな!

アガサ・クリスティーのオマージュ作品とも言われているのですが、非常にお上手で、特に上巻の物語はどこか懐かしいイギリスの田舎の村を舞台に事件が起こります。クリスティーファンは特におすすめです。(もちろんファン以外も楽しめます)

下巻になるとまさかの展開が待ち受けているので、上巻読んだ後は絶対に下巻を読んでください!

読んだ感想についてはこちら。

カササギ殺人事件(アンソニー・ホロヴィッツ)のあらすじと感想|クリスティーのオマージュ作品
カササギ殺人事件(アンソニー・ホロヴィッツ)のあらすじと感想|クリスティーのオマージュ作品

ちなみにこちらはシリーズです。続刊についてはこちら。

カササギ殺人事件シリーズ(アンソニー・ホロヴィッツ)の読む順番一覧
カササギ殺人事件シリーズ(アンソニー・ホロヴィッツ)の読む順番一覧

あらすじ
名探偵アティカス・ピュントのシリーズ最新作『カササギ殺人事件』の原稿を結末部分まで読み進めた編集者のわたしは激怒する。

ミステリを読んでいて、こんなに腹立たしいことってある?いったい何が起きているの?
勤務先の《クローヴァーリーフ・ブックス》の上司に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想もしない事態だった――。

ミステリ界のトップ・ランナーが贈る、全ミステリファンへの最高のプレゼント。夢中になって読むこと間違いなし、これがミステリの面白さの原点!




おすすめミステリー小説13.
「模倣犯」/宮部みゆき

ぶくおくんぶくお

何度読んでも鳥肌が立つくらい面白い作品。宮部さんの作品の中で、1,2を争う大人気の名作。

こちら文庫本は〜5巻まであるボリューミーな長編作品ですが、面白さが鳴り止まない社会派ミステリー小説です。
後半に犯人の視点がある珍しい構成ですが、これがなんとも面白いです。

火車」もとんでもなく面白いですが、こちらもぜひ読んでほしい作品です。

宮部みゆきさんのおすすめ小説もご紹介しています。

【最高傑作】宮部みゆきのおすすめ小説ランキング20選|初心者にもおすすめの最高傑作はこれだ!
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あらすじ
墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。
やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。

ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕!

おすすめミステリー小説14.
「ABC殺人事件」/アガサ・クリスティー

ぶくおくんぶくお

何度読んでも鳥肌が立つくらい面白い作品。宮部さんの作品の中で、1,2を争う大人気の名作。


この作品も好きで何度も読みましたが、素晴らしいの一言につきます。

頭文字がキーとなっていますが、いわゆる「ミッシングリンク(共通点が見えない)」ものです。
オリエント急行の殺人事件」も有名ですが、こちらも大人気の名作です。

ポアロシリーズやおすすめ作品は以下でもご紹介しています。

【決定版】ポアロシリーズ(アガサクリスティ)の読む順番一覧(小説)|完結済み
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アガサクリスティおすすめ世界ランキングTOP22|初心者も読みやすい隠れ名作もご紹介
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アガサ・クリスティの作品一覧・シリーズまとめ【英国のミステリ女王】
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あらすじ

ポアロのもとに届いた予告状のとおり、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。

現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。

まもなく、第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され……。

おすすめミステリー小説15.
「姑獲鳥の夏」/京極夏彦

ぶくおくんぶくお

何度読んだかわからないくらい、ミステリーとして大好きな作品。どこまで計算づくで書いているんだろうと不思議になる。

著者の京極夏彦さんのデビュー作。これが初めての作品というのだからおみそれします。
この知識量と物語構成は類を見ないほど素晴らしく、私が衝撃を受けた作品です。

ラストで欠けていたピースがはまったごとく、そうだったのか!!となります。その快感は何にも変えられないです。

百鬼夜行シリーズは、以下でもご紹介しています。

百鬼夜行シリーズ(京極夏彦)のランキングTOP5【面白さで眠れなくなる作品】
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【2024年】百鬼夜行シリーズ(京極夏彦)の読む順番・あらすじ|新作"鵼の碑"が登場!
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あらすじ

この世には不思議なことなど何もないのだよーー

古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす。

東京の雑司ヶ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は20ヶ月も身篭ったままで、その夫は密室から失踪したという。

関口や榎木津らの推理を超え、噂は意外な結末へ。




おすすめミステリー小説16.
「不自然な死」/ドロシー・L・セイヤーズ

ぶくおくんぶくお

貴族探偵のピーター卿シリーズの3巻目。シリーズの中で一番面白いと思った作品だよ〜

こちらの作品は知名度が低いのですが、隠れた名作としておすすめしたい作品です。
貴族探偵のピーター卿が事件を調査するシリーズなのですが、今作は「ハウダニット」としてとても非常に出来ています。

ピーター卿シリーズについてはこちらでご紹介しています。

ピーター卿シリーズ(ドロシー・L・セイヤーズ)の読む順番をご紹介!
ピーター卿シリーズ(ドロシー・L・セイヤーズ)の読む順番一覧|貴族探偵の華麗なる謎解き

読んだ感想はこちら。

不自然な死(ドロシー・L・セイヤーズ)のあらすじと感想|ハウダニットの名作
不自然な死(ドロシー・L・セイヤーズ)のあらすじと感想|ハウダニットの名作

あらすじ

殺人の疑いのある死に出会ったらどうするか。

とある料理屋でピーター卿が話し合っていると、突然医者だという男が口をはさんできた。

彼は以前、癌患者が思わぬ早さで死亡したおりに検視解剖を要求したが、徹底的な分析にもかかわらず殺人の痕跡はついに発見されなかったのだという。奸智に長けた殺人者を貴族探偵が追いつめる第三長編!

おすすめミステリー小説17.
「火車」/宮部みゆき

ぶくおくんぶくお

宮部みゆきさんの作品の中で、圧倒的面白さを誇る作品。一生に一度はよんでおくことをおすすめするよ!


この作品は借金をしまくって自己破産した人の話です。

刑事が失踪した一人の女性の足跡を追っていくのですが、だんだんと女性の人生が明かされるところはとても面白いです。
人生で一度、読んで欲しい作品です。

読んだ感想はこちら。

火車(宮部みゆき)のあらすじと感想|賛否両論のラストシーン
火車(宮部みゆき)のあらすじと感想|賛否両論のラストシーン

あらすじ

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?

いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。

山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

おすすめミステリー小説18.
「黒後家蜘蛛の会1」/アイザック・アシモフ

ぶくおくんぶくお

安楽椅子探偵ものとして一番最初に登場した作品。連作短編だから読みやすくてとてもおすすめだよ!

安楽椅子探偵ミステリの名作です。人が死なないミステリなので誰にでもおすすめできます。

6人の男たちが集まり、会員あるいは招かれたゲストが語る謎をみんなで議論するのですが、最終的に給仕のヘンリーが謎を解きます。
中でも「会心の笑み」は必読の名作。
読む順番については以下でご紹介しています。

黒後家蜘蛛の会シリーズ(アイザックアシモフ)の読む順番一覧|良質の短編ミステリー
黒後家蜘蛛の会シリーズ(アイザックアシモフ)の読む順番一覧|良質の短編ミステリー

あらすじ
弁護士、暗号専門家、作家、化学者、画家、数学者の六人からなる〈黒後家蜘蛛の会〉と給仕一名は、月一回〈ミラノ・レストラン〉で晩餐会を開いていた。

会では毎回のようにミステリじみた話題が出て、会員各自が素人探偵ぶりを発揮する。
だが常に真相を言い当てるのは、物静かな給仕のヘンリーだった!
SFの巨匠アシモフが著した、安楽椅子探偵ものの歴史に燦然と輝く連作推理短編集が、読みやすい新装版として隔月で刊行開始!




おすすめミステリー小説19.
「月光ゲーム―Yの悲劇’88」/有栖川有栖

ぶくおくんぶくお

有栖川有栖さんのデビュー作。絶対絶命の状況の中で起きる殺人事件は物語としてもすごくそそられる…!

大御所なだけあって、やはりミステリーとして秀逸だなと思わせる作品。

有栖川有栖さんはエラリー・クイーンが好きなんだろうなと思うくらいタイトルや設定を寄せてます。
途中で「読者への挑戦」を入れてるあたり国名シリーズをリスペクトしているのかなと。

こちらもシリーズものなので、詳しくはこちら。

学生アリスシリーズ(有栖川有栖)の読む順番一覧|大人気の新本格ミステリーシリーズ
学生アリスシリーズ(有栖川有栖)の読む順番一覧|大人気の新本格ミステリーシリーズ

あらすじ
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。
その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われたように出没する殺人鬼! 有栖川有栖のデビュー長編。

おすすめミステリー小説20.
「僧正殺人事件」/S・S・ヴァン・ダイン

ぶくおくんぶくお

ヴァン・ダインといえば、この作品か「グリーン家殺人事件」のどちらかが名作と言われているよ!一度は読んでほしい作品。

マザー・グースものとしてかなり有名作品で、名探偵のファイロ・ヴァンスが活躍する第一作目です。
特徴としては、人間の心理分析を使って調査し、犯人像を絞り込む手法を使っています。

マザー・グースといえばアガサ・クリスティーの作品もいくつか有名ですが、こちらの作品も押さえておくことをおすすめします。

ファイロ・ヴァンスシリーズについては以下でもご紹介しています。

ファイロ・ヴァンスシリーズ(S・S・ヴァン・ダイン)の読む順番一覧|古典名作ミステリーシリーズ
ファイロ・ヴァンスシリーズ(S・S・ヴァン・ダイン)の読む順番一覧|古典名作ミステリーシリーズ

あらすじ
だあれが殺したコック・ロビン?「それは私」とスズメが言った―。
四月のニューヨーク、この有名な童謡の一節を模した不気味な殺人事件が勃発した。

マザー・グース見立て殺人を示唆する手紙を送りつけてくる“僧正”の正体とは?
史上類を見ない陰惨で冷酷な連続殺人に、心理学的手法で挑むファイロ・ヴァンス。江戸川乱歩が称讃し、後世に多大な影響を与えた至高の一品。

おすすめミステリー小説21.
「十角館の殺人」/綾辻行人

ぶくおくんぶくお

日本のミステリー作品の中でもとても有名な作品。読みやすさとミステリーとしての高クオリティーで贅沢な名作。

何者かに十角館に呼び出された登場人物たちは、陸の孤島に閉じ込められてしまいます。
その中で連続殺人事件が起き、パニックに陥ります。最後のトリックでは驚くこと間違いなしです。

こちらは館シリーズなので、詳しくは以下でご紹介しています。

館シリーズ(綾辻行人)の読む順番一覧|完結済みの大人気名作ミステリー
館シリーズ(綾辻行人)の読む順番一覧|完結済みの大人気名作ミステリー

あらすじ

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。
館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。

やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!




おすすめミステリー小説22.
「ストーンサークルの殺人」/M・W・クレイヴン

ぶくおくんぶくお

ゴールド・ダガー賞を受賞した作品。フーダニットなんだけど、調査過程が丁寧に描かれているからとても読み応えあるよ!

個人的に近年のミステリーとして、かなり良く出来ている作品だと思っています。
海外ドラマが好きな人にとっては好きな部類だと思いますが、事件の調査過程が非常に丁寧に描かれているため、読みやすいです。

事件としては陰惨ですが、もっといろんな人に読まれてほしい一作。

こちらもシリーズなので、詳しくは以下でご紹介しています。

ワシントン・ポーシリーズ(M.W.クレイヴン)の読む順番一覧|英国ミステリーの最強作【新刊】
ワシントン・ポーシリーズ(M.W.クレイヴン)の読む順番一覧|英国ミステリーの最強作【新刊】

作品の感想についてはこちら。

ストーンサークルの殺人(M.W.クレイヴン)のあらすじと感想|ゴールド・ダガー受賞作品。
ストーンサークルの殺人(M.W.クレイヴン)のあらすじと感想|ゴールド・ダガー受賞作

あらすじ
イギリス、カンブリア州のストーンサークルで次々と焼死体が発見された。
マスコミに「イモレーション・マン」と名付けられた犯人は死体を猟奇的に損壊しており、三番目の被害者にはなぜか、不祥事を起こして停職中のNCA(国家犯罪対策庁)の警察官「ワシントン・ポー」の名前と「5」の字が刻み付けられていた。

身に覚えのないポーは上司の判断で停職を解かれ、捜査に合流することに。
そして新たな死体が発見され……英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作。

おすすめミステリー小説23.
「悪魔が来りて笛を吹く」/横溝正史

ぶくおくんぶくお

悪魔曲の種明かしが秀逸な作品。金田一シリーズの中でもトップに躍り出るほどお気に入りなんだ〜!

まず人間関係のドロドロさと胸糞の悪さがすごい作品です。愛憎劇とでも言うのでしょうか。

トリックは相変わらず密室殺人で、最後の悪魔曲の種明かしには鳥肌が立つほどの出来栄えです。

でもやっぱり面白いので、一回は読んでほしいところですね。

金田一シリーズやおすすめ作品は、以下でもご紹介しています。

【最新版】金田一耕助シリーズ(横溝正史)の読む順番一覧|全28巻完結済み
【最新版】金田一耕助シリーズ(横溝正史)の読む順番一覧|全28巻完結済み

金田一耕助シリーズ(横溝正史)のおすすめ人気ランキング10選|読むのが止まらない名作
金田一耕助シリーズ(横溝正史)のおすすめ人気ランキング10選|読むのが止まらない名作

横溝正史の作品一覧・シリーズまとめ【金田一の生みの親】
横溝正史の作品一覧・シリーズまとめ【金田一の生みの親】

あらすじ
世の中を震撼させた青酸カリ毒殺の天銀堂事件。
その事件の容疑者とされていた椿元子爵が姿を消した。
「これ以上の屈辱、不名誉にたえられない」という遺書を娘美禰子に残して。
以来、どこからともなく聞こえる“悪魔が来りて笛を吹く”というフルート曲の音色とともに、椿家を襲う七つの「死」。
旧華族の没落と頽廃を背景にしたある怨念が惨殺へと導いていく――。名作中の名作と呼び声の高い、横溝正史の代表作!!

おすすめミステリー小説24.
「モルグ街の殺人事件」/エドガー・アラン・ポー

ぶくおくんぶくお

一番最初に生み出された探偵小説!今の探偵小説のプロットはほとんどこの作品を踏襲しているものが多いよ〜

一番最初のミステリー小説と呼ばれている作品です。
名探偵デュパンが事件を解決するのですが、読者も知らない証拠の数々が出てくるので読者が解けるような物語にはなっていません。

今じゃ珍しくないミステリーですが、当時の読者の衝撃はすごかったんだろうなと思います。

ちなみに1800年代のミステリーを以下でご紹介していますので、合わせてご覧ください。

【ファン必読】海外の古典ミステリー小説おすすめ8選|1800年代編
【ファン必読】海外の古典ミステリー小説おすすめ8選|1800年代編

あらすじ
彼がいなければ、ホームズもポワロも金田一も生まれなかった――世界初の推理小説「モルグ街の殺人」。
パリで起きた母娘惨殺事件の謎を名探偵デュパンが華麗に解き明かす。

同じく初の暗号解読小説「黄金虫」や、最高傑作と名高い「盗まれた手紙」、死の直前に書かれた詩「アナベル・リー」など傑作を全11編収録。ポーの死の謎に迫る解説や用語集も。世紀の天才の推理と分析に圧倒される、新訳第2弾!




おすすめミステリー小説25.
「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」/スティーグ・ラーソン

ぶくおくんぶくお

スウェーデン発の大人気ミステリー小説。シリーズ半ばで著者が亡くなったんだけど、その後他の人が書いて無事完結した作品だよ!

この作品は社会的に地位が低い人間がヒーローのような扱いになる、革新的な小説らしいです。
物語としては結構いろいろな要素が入り混じっているんですが、ミステリーとしても読み応えあってかなり面白いです。

特にハッカーのリズベッドが複雑な過去を持ちながらも、孤軍奮闘している姿に勇気づけられます。
シリーズについては以下でご紹介しています!

小説ミレニアムシリーズの読む順番一覧(完結済み)|シリーズ再始動!
小説ミレニアムシリーズの読む順番一覧(完結済み)|シリーズ再始動!

あらすじ
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。
だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。

そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。
およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。
ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。

全世界で6000万部の売り上げを記録した驚異のミステリ三部作第一部。電子書籍版が上下合本で登場。

おすすめミステリー小説26.
「葉桜の季節に君を想うということ」/歌野晶午

ぶくおくんぶくお

叙述トリック作品として、日本で話題になった作品。これ最初に気づいた読者がいたらすごいと思う。

どちらかというと、叙述トリックに重きを置いている作品で注意深く読むとかなり面白いと思います。
個人的に歌野さんの作品を初めて読んだのはこの作品でしたが、中々衝撃を受けました。

最後の読後も印象がだいぶ違うので、一読する価値はあります。

あらすじ
素人探偵のもとに持ち込まれた霊感商法事件の意外な顛末、そして…。あなたは最後の一文まで、ただひたすら驚き続けることになる。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。
そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして——。
あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本。

おすすめミステリー小説27.
「刺青殺人事件」/高木彬光

ぶくおくんぶくお

名探偵の神津恭介が初登場する回。ミステリーとして読み応え抜群で、めちゃくちゃ面白いんだ!

簡単に説明すると、刺青を入れた人間が次々と殺される事件を神津さんが調査する話なんですがかなり面白いです。

刺青に対しての熱量がはんぱなくて、ラストの神津恭介が謎解きするシーンも見ものです。

神津恭介シリーズについては以下でご紹介しています。

神津恭介シリーズ(高木彬光)の読む順番一覧|日本三大名探偵の一人
神津恭介シリーズ(高木彬光)の読む順番一覧|日本三大名探偵の一人

あらすじ
野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。
艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。

それは胴体のない密室殺人だった―。謎が謎を呼ぶ事件を解決するため、怜悧にして華麗なる名探偵・神津恭介が立ち上がる!江戸川乱歩が絶賛したデビュー作であると同時に、神津恭介の初登場作。




おすすめミステリー小説28.
「緋色の研究」/コナン・ドイル

ぶくおくんぶくお

かの有名なシャーロック・ホームズとワトソンが初めて手がける事件。面白くて読むのが止められないシリーズ。

こちらの作品は個人的にシリーズ内でお気に入りの作品です。
2部構成でできているのですが、第1部はホームズたちが事件を調査し、犯人を捕まえる話。第2部は犯人がどうして殺人事件を起こしたのか過去が語られる話です。

これがどちらもよくできていて、とても面白いのでもう一度読み返しても損はないと思います。

読んだ感想はこちら。

緋色の研究(コナン・ドイル)のあらすじと感想|シャーロック・ホームズシリーズ1巻目
緋色の研究(コナン・ドイル)のあらすじと感想|シャーロック・ホームズシリーズ1巻目

おすすめミステリー小説29.
「点と線」/松本清張

ぶくおくんぶくお

松本清張といったら社会派推理小説として有名な著者だよ。その中でもこの作品はお気に入りなんだ〜

鉄壁のアリバイをどう崩すか?というのがこの作品の醍醐味です。
電報を使う時代なので昔を感じられて更に面白いですが、ぐいぐいと読ませてくる筆者の力量は素晴らしいと思います。

今読んでも読みやすい文体ですので、ぜひご覧ください。

あらすじ
九州博多付近の海岸で発生した、一見完璧に近い動機のある、役人と料亭の女との心中事件。
その裏にひそむ恐るべき奸計。汚職にからんだ複雑な背景と、殺害時刻に容疑者は北海道にいたという鉄壁のアリバイの前に立ちすくむ捜査陣……。

列車時刻表を駆使したリアリスティックな状況設定で、推理小説界に“社会派ミステリー”の新風を吹きこみ、史上空前の推理小説ブームをまきおこした名作。

おすすめミステリー小説30.
「黄色い部屋の謎」/ガストン・ルルー

ぶくおくんぶくお

古典ミステリーといえば、この作品。名作なんだけど、最後の展開には賛否両論あるのでぜひ読んで確かめてほしい!

1908年に発表された古典ミステリー作品です。
密室トリックがメインテーマなんですが、結構大胆なトリックなので、最後は思わぬ展開が待ち受けています。

当時発表された時はかなり斬新だったろうなと思わせる物語展開です。

あらすじ
ランス有数の頭脳、スタンガースン博士の住まうグランディエ城の離れで、惨劇は起きた。

内部から完全に密閉された“黄色い部屋”からの悲鳴に、ドアをこわしてはいった一同が目にしたのは、血の海の中に倒れた令嬢の姿だけ…

犯人はどこへ消えたのか?
不可能犯罪に挑むは青年記者ルールタビーユ。密室ミステリの金字塔にして、世界ベストテンの上位に選ばれる名作中の名作。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ミステリー好きの方々には、いやこの作品も名作!というご意見があると思いますが、あくまで私個人の名作まとめになりますので、ご了承いただければ幸いです。

数ある作品の中で、少しでもミステリー小説を好きになってくれると嬉しいです。

以下の記事でも様々な小説をご紹介しています。

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