エラリー・クイーンのおすすめランキング5選!初心者や読書家に薦める10作品

エラリー・クイーンのおすすめランキング5選!初心者や読書家に薦める10作品
ぶくおくんぶくお
この記事ではエラリー・クイーンの全作品とおすすめ名作を計10作品ご紹介するよ!ぼくは推理も大好きで、大ファンなんだ〜!!
目次

著者エラリー・クイーンとは

著者のエラリー・クイーン(Ellery Queen)とは、フレデリック・ダネイ(Frederic Dannay)マンフレッド・ベニントン・リー(Manfred Bennington Lee)の二人が作ったあだ名の一つです。

プロットとトリックを考える天才のダネイと、小説の天才リーの二人でミステリー小説を創作していました。

エラリー・クイーンという名前は、「国名シリーズ(名探偵エラリー・クイーンシリーズ) 」に使用されています。

ちなみに、二人には他の創作名があって、バーナビー・ロス(Barnaby Ross)という著名で「ドルリー・レーンシリーズ(悲劇四部作)」を書いています。

エラリークイーンはアガサ・クリスティ女史を意識していた?

著者エラリー・クイーンが執筆し始めた1930年代は、本格ミステリ黄金世代と呼ばれており、同じ世代にはアガサ・クリスティジョン・ディクスン・カーなどの有名ミステリ作家がいます。

特にアガサ・クリスティを意識していたのか、エラリー・クイーンの後期の作品では少しポアロやマープルに似た人物を出している作品もあったりします。(「ハートの4」など)

今回は、著者エラリー・クイーンの作品について全てご紹介していきます。

これだけ押さえておけばOK!エラリー・クイーンのおすすめランキング5(初心者の方向け)

まずは、彼らのおすすめ作品をご紹介します。

エラリー・クイーンを全作品読んだ私が、ベスト5を選びました。

初心者の方でも読みやすいような作品を選んでいますので、ぜひ読んでみてください。

1位 エラリー・クイーンの新冒険(短編集)

あらすじ

荒野に建つ巨大な屋敷“黒い家”が、一夜にして忽然と消失するという強烈な謎と名探偵エラリーによる鮮やかな解明を描いて、著者の中短編でも随一の傑作と評される名品「神の灯」を巻頭にいただく、巨匠クイーンの第二短編集。

そのほか、第一短編集『冒険』同様「……の冒険」で題名を統一した4編に、それぞれ異なるスポーツを題材にした連作4編の全9編からなる本書は、これぞ本格ミステリ! と読者をうならせる逸品ぞろいである。

こちらの作品は全9編からなる短編集です。

初めて読む方にとってはすぐに読める上に、絶対面白いと思ってもらえるのでこちらを1位にしました。

特に最初の「神の灯」という短編はめちゃくちゃ名作で、ミステリー好きなどの全人類を面白いと思わせるほどの出来栄えです。

むしろ他の作品は読まずとも、この作品だけでも読んでほしいです。

その後の「〇〇冒険」という4編も、短編なのにとても良質なミステリーです。

名探偵エラリーのことを知らなくとも全く問題ないので、気軽に読んでみてください。

2位 Yの悲劇(ドルリー・レーンシリーズ2巻)

あらすじ

行方不明を伝えられた富豪ヨーク・ハッターの死体が、ニューヨークの湾口に掲がった。

死因は毒物死で、その後、梅毒遺伝の一族のあいだに、目をおおう惨劇が繰り返される。

名探偵ドルリー・レーンの推理では、有り得ない人物が犯人なのだが……。

有名な「Xの悲劇」ももちろん面白いのですが、断然こちらのほうが物語とトリックがピカイチで面白い作品です。

あらすじを簡単に説明すると、悪魔の一族と呼ばれる家族で殺人事件が起き、それを解決するために名探偵ドルリー・レーンが捜査に乗り出し、悪戦苦闘させられます。

なにより最後の謎解きには驚くこと間違いなしの名作です。

3位 災厄の町(エラリー・クイーンシリーズ15巻)

あらすじ

【巨匠の代表作を新訳で贈る】

結婚式直前に失踪したジムが、突如としてライツヴィルの町に戻ってくる。

三年間じっと彼の帰りを待っていた婚約者のノーラと式を挙げ、幸福な日々が始まったかに見えた。

ところがある日、ノーラは夫の持ち物から奇妙な手紙を見つけた。

そこには妻の死を知らせる文面が……旧家に起こった奇怪な毒殺事件の真相に、名探偵エラリイが見出した苦い結末とは?

こちらも本当に名作で、ミステリー要素+物語の面白さがどの巻よりも一番よくできている作品です。

メインはある一家で起きた毒殺事件なんですが、これがどんどん町にも噂が広がり混乱が深くなっていきます。そして最後はなんとも言えない読了感です。

物語中に容疑者と断定された裁判が行われるのですが、そのシーンだけでもぜひ読んでいただきたいです。

まさに小説担当のリーが天才だとわかる見事な出来栄えです。

4位 Xの悲劇(ドルリー・レーンシリーズ1巻)

あらすじ

満員電車の中で発生した殺人事件。

被害者のポケットからは、ニコチンの塗られた針が無数に刺さったコルク球が発見された。

群衆ひしめく巨大なニューヨークで続く第2、第3の大胆な殺人にも、目撃者はいない。

この難事件に、聴力を失った元シェイクスピア俳優ドルリー・レーンが挑み、論理的で緻密な謎解きを繰り広げる。

ミステリー小説好きで知らない人はいないと言われる名作中の名作です。

完全にミステリー小説に徹しているので、事件や前後の描写がかなり詳細です。

全てのピースが当てはまった最後のシーンは非常に気持ちがよく、面白いです。

エラリーの小説はよく「パズルもの」と呼ばれるほど、ピースがそこら中に散らばっていて、それをうまく組み立てると正解が導かれるような作りになっています。

初めての方でも新訳は読みやすいので、ぜひご一読ください。

5位 シャム双子の秘密(国名シリーズ7巻)

あらすじ

カナダでの休暇からもどる途中、山火事に遭遇したクイーン父子。

身動きが取れなくなったふたりが見付けたのは、薄気味悪い雰囲気が漂う屋敷だった。

初めは使用人に追い払われたものの、主人であるゼイヴィア博士の好意で、泊まらせてもらえることに。

しかし翌朝、書斎で博士の射殺体が発見される。

右手の指には半分にちぎれたトランプが挟まっていた。

今回はエラリー父子が絶対絶命のピンチに陥りますが、ぎりぎりの状況で推理をするというドラマチックな展開が一番の見どころです。

中盤からはミスリードしそうになるので、注意しながら読むことをおすすめします。

この巻からだんだん物語としても大変面白くなっていきますので、ぜひシリーズを通して読むことをおすすめいたします。

隠れた名作!エラリー・クイーンのおすすめランキング5(読書好きの方向け)

こちらでは、ミステリー好きや読書好きの方におすすめするベスト5をご紹介します。

どれも面白い作品ばかりで、本当に選べない…と悲鳴を上げたくらい考えぬきました。

渾身のおすすめランキングを、ご覧くださると幸いです。

1位 中途の家(国名シリーズ10巻)

あらすじ

ニューヨークとフィラデルフィアの中間にあるトレントンという町で、一人の男が殺された。

被害者は、エラリーの旧友ビルの妹の夫だった。現場に向かったエラリーが調査を進めていくと、男の妻だという女性が新たに現れる。

2つの都市を行き来して二重生活を送っていた男は、どちらの人格として殺されたのか?論理パズルと人間ドラマが融合した、クイーンの傑作。

私はダントツこちらの作品を1位としました。

ちなみにエラリー自身も三本の指に入るほど名作だ、と自負しているほどの作品です。

この作品は、被害者が二重婚を行っていたことが発覚し、「一体どちらの立場で殺されたのか?」というのがメインの謎になります。

この謎を解く最後の推理が非常によく出来ており、物語としても抜群に面白いです。私自身、一本とられた〜!と思ったほどです。

隠れた名作中の名作、そしてもっといろんな人におすすめしたいお気に入りの作品です。

2位 十日間の不思議(エラリー・クイーンシリーズ18巻)

あらすじ

ぼくを見張ってほしい――たびたび記憶喪失に襲われ、その間自分が何をしているのか怯えるハワード。

探偵エラリイは旧友の懇願を聞き入れて、ハワードの故郷であるライツヴィルに三たび赴くが、そこである秘密を打ち明けられ、異常な脅迫事件の渦中へと足を踏み入れることになる。

連続する奇怪な出来事と論理の迷宮の果てに、恐るべき真実へと至った名探偵は……

2021年に新訳が出たほどの名作です。

個人的には旧訳で読みましたが、読みにくいであろう旧訳ですら面白いという素晴らしい作品です。

今回の事件は、エラリーの友人ハワードが一部記憶喪失になり、夜な夜な犯罪をしているのではないかという相談から事件が起こります。

一日ずつ章が区切られているのですが、中盤からは一体何が起こっているのかわからなくなっていいます。

そして最後はまさかの展開が待ち受けていて、読者は9割驚かされること間違いなしです。

3位 九尾の猫(エラリー・クイーンシリーズ19巻)

あらすじ

次から次へと殺人を犯し、ニューヨークを震撼させた連続絞殺魔、通称猫事件。

すでに五人の犠牲者が出ているにもかかわらず、その正体は依然として掴めずにいた。

指紋も同期もなく、目撃者も容疑者も全くいない。

猫が風のように町を通り過ぎた後に残るものはただ二つーーしたいとその首に、巻きついたタッサーシルクの紐だけだった。

過去の呪縛に苦しみながらも、エラリーと猫の頭脳戦が展開される。

ミステリーもよし、物語としても素晴らしい作品となっています。

前作の「十日間の不思議」で、敗北したエラリーは今回の事件に関わる気力がなかったのですが、父リチャードの説得で再度、事件解決に協力します。

ですが前半はいくら探しても被害者の共通点が見つからない。

中盤でようやく証拠を見つけたと思ったら、終盤にかけて恐ろしい真実が段々暴かれていきます。

最後まで読むのをやめられない作品です。

4位 チャイナ蜜柑の秘密(エラリー・クイーンシリーズ8巻)

あらすじ

NYの“ホテル・チャンセラー”22階で、火掻き棒で頭蓋骨を粉砕された男の死体が見つかった。

部屋の持ち主は、出版社を経営し、切手収集家としても名が知られているドナルド・カーク。

外出先から、友人のクイーンを伴い、晩餐会に出席するため、事務室に寄った時の出来事だった。

殺された男の正体は誰もわからない。ただ、死人の衣服が前後逆に着せられており、部屋の中も何もかも逆向きだった…。

実は著者が自作作品の中でベスト1位としてランクインしているのが、この巻です。

ちなみに、2位「災厄の町」、3位「中途の家」です。

今回の謎も、「部屋の中の全てが逆向きになっている」という摩訶不思議なシチュエーションです。

最初は珍しくロマンス話から始まり、事件の流れも全く読めずに最後まで色々な意味でドキドキした物語でした。

ロマンス要素はそこまで深くありませんが、ミステリーとロマンスを両方味わいたい方にはおすすめする巻です!

5位 レーン最後の事件(ドルリー・レーンシリーズ4巻)

あらすじ

サム警部のもとに現われた七色のひげの男が預けていった手紙の謎は?

シェークスピアの古文書をめぐる学者たちの争いは、やがて発展して、美人のペーシェンスを窮地におとし入れ、聾者の名探偵レーンをまきこむ。

謎また謎の不思議な事件続き。失踪した警官の運命は?

ミステリ好きからすると物足りなさを感じる巻かもしれませんが、悲劇の四部作を読んできたファンからするととても感慨深さを感じる巻だと思いましたので、5位にランクイン。

今回はシリーズ3巻でも登場した、サム警部の娘、ペーシェンスが活躍します。

どんどん話が進むごとに、あれもしかして犯人って・・・と勘づく方もおられると思いますが、ぜひドルリー・レーンシリーズを読んできた方なら読んでほしい一作。

個人的に何やってんだ、犯人!と思った話でもありますが、名探偵レーンの最後の作品として気に入っています。

こちらのシリーズについては、以下の記事でご紹介しています。

→ドルリー・レーンシリーズ(エラリークイーン)の読む順番をご紹介!

エラリー・クイーン作の名探偵と著作シリーズ一覧

名探偵エラリー・クイーンのシリーズ(全43作品)

日本では、「国名シリーズ」と呼ばれています。途中までタイトルが国名だったためです。

しかし欧米では「エラリー・クイーンシリーズ」と呼ばれています。

シリーズの主人公は、著者と同じ名前のエラリー・クイーンという青年探偵です。

推理方法は完全ロジック思考で、消去法などを使って犯人を割り出します。

しかし後期からは、人物像の観察も行うようになりました。

容姿は丸眼鏡をしていて、約180cmで顔立ちが整っているそうです。

ハーバード大学の時はたまに詩を書いてる人でしたが、シリーズを追うごとに小説家になったり、ハリウッドで脚本家をやったりします。

女性にモテますが、本人はそこまで女に興味はないそうです。

ただし、「ローマ帽子の秘密」ではなぜか結婚して子供がいます。

こちらのシリーズについては、以下の記事でご紹介しています。

→国名シリーズ(エラリークイーン)の読む順番とおすすめランキング5作をご紹介!

名探偵ドルリー・レーンのシリーズ(全4作品)

こちらもミステリー好きなら常識なくらい有名な「Xの悲劇」のシリーズです。

シリーズの主人公は、元シェークスピアの俳優として活躍していたドルリー・レーンという50代の老人です。

ある時に聴覚が失われたことによって俳優業は引退したのですが、読唇術ができるので普通に人とコミュニケーションを取れます。

泳ぐのが得意で、歳の割には身体つきはがっしりしています。

レーンは変装がかなり得意な人物です。

それこそルパンや怪人二十面相らと引けを取らないくらいに、上手く化けます。

こちらのシリーズについては、以下の記事でご紹介しています。

→ドルリー・レーンシリーズ(エラリークイーン)の読む順番をご紹介!

①ジュナの冒険シリーズ(角川文庫)

こちらは、エラリー・クイーン・ジュニア名義の児童書シリーズです。

国名シリーズで登場した、名探偵エラリーの助手ジュナが主人公となるシリーズです。

ただし、名探偵エラリーとは出会う前の話です。

以下の作品は新訳です。イラスト付きで楽しく読めるので小中学生に向けにおすすめです。

ただし、ジュナの冒険シリーズとしてはまだ2作品しか出ていないので、全シリーズ制覇したい方は、②の表を御覧ください。

No. タイトル 出版年
1 見習い探偵ジュナの冒険 幽霊屋敷と消えたオウム 2016
2 見習い探偵ジュナの冒険 黒い犬と逃げた銀行強盗 2017

②ジュナの冒険シリーズ(ハヤカワ文庫)

以下の作品はだいぶ昔の作品で、絶版になっているので中々読めないと思います。

図書館で借りることをおすすめいたします。

No. タイトル 出版年 備考
1 黒い犬の秘密 1941
2 金色の鷲の秘密 1942
3 緑色の亀の秘密 1944
4 赤いリスの秘密 1946
5 茶色い狐の秘密 1948
6 白い象の秘密 1950
7 黄色い猫の秘密 1952
8 青いにしんの秘密 1954
9 紫の鳥の秘密 1966 単行本化されていない作品。2008年2月号〜4月号ミステリマガジンに掲載。

その他ノンシリーズ

こちらでは、ノンシリーズの作品をご紹介いたします。

まだ翻訳されていない作品などもありますが、気になる方はぜひ原書に挑戦してみてください!

No. タイトル 出版年
1 ガラスの村 1954
2 孤独の島 1969

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