バトル警視シリーズとは
「バトル警視シリーズ」とは著者アガサ・クリスティが描いた、バトル警視が事件を解決していく人気ミステリ小説です。
バトル警視はロンドンの警視庁に勤めており、主に政治関連の問題を担当していて、別の一面では子供が5人もいる子沢山のパパでもあります。
どれから読んでいいかわからない方は、まず「ゼロ時間へ」と「チムニーズ館の秘密」らへんを読んでみてください。
どれもファンから根強い人気がある作品ばかりです。
今回はバトル警視シリーズをご紹介いたします。
バトル警視シリーズの読む順番は?(全5巻/完結済み)
このシリーズは、「チムニーズ館の秘密」と「七つの時計」だけは順番に読んでください!
「チムニーズ館の秘密」に登場する人物・場所が、次の巻でも登場するからです。(事件は繋がっていません)
それ以外は順番に読まなくて大丈夫です。
ちなみに「早川書房」さんの翻訳本がおすすめです。
誤訳が少なく、安定して楽しめます。以下の一覧表は、全て早川書房さんでまとめています。
| No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
|---|---|---|---|
| 1 | チムニーズ館の秘密 | 1925 | あらすじ |
| 2 | 七つの時計 | 1929 | あらすじ |
| 3 | ひらいたトランプ | 1936 | あらすじ |
| 4 | 殺人は容易だ | 1939 | あらすじ |
| 5 | ゼロ時間へ | 1944 | あらすじ |
「七つの時計」はネトフリでドラマ化されています!(詳しくはこちら)
また、他のアガサ・クリスティ作品は以下の記事でご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。

アガサ・クリスティの作品一覧・シリーズまとめ【英国のミステリ女王】
バトル警視シリーズ1巻
「チムニーズ館の秘密」
チムニーズ館で起こる殺人事件と、その事件を取り巻く多くの謎がどんどん出てきて読み応えのある作品です。
ミステリー要素がメインですが、冒険感も強くてかなり面白いです。
ただ、バトル警視が探偵役ではなく、主人公のアンソニーが探偵役として事件を解決します。
読んだ感想については、以下の記事をご覧ください。

チムニーズ館の秘密(アガサクリスティ)のあらすじと感想|一つの原稿が巻き起こすミステリー
あらすじ
王政復古の機運が熟したある国をめぐって、さまざまな人物たちがいりみだれるチムニーズ館。そこで突如殺人事件が発生した。バトル警視以下、館に集った英米仏の探偵たちは推理合戦を展開することになるが……。波瀾万丈の冒険ミステリ。
バトル警視シリーズ2巻
「七つの時計」
今回の作品も探偵役として主役のジミーと、「チムニーズ館の秘密」で登場したバンドルがタッグを組んで、事件を解決していく話です。
いたずらで友人ジェリーを驚かせようと企んでいたその友人たちは、彼のベッドに目覚まし時計を8つ置いたのですが、朝になって彼が起きて来ず、起こしに行ったらなぜか亡くなっていました。
その事件をきっかけに不可解な出来事が次々起こります。
この作品も結構騙されそうになるような人物の書き方をしていて、最後まで犯人は誰なのかとワクワクする物語になっています。
あらすじ
チムニーズ館に滞在していた外交官が、睡眠薬を飲んで謎の死を遂げた。かたわらには七つの目覚まし時計。これは何を物語るのか?
そして謎の〈セブン・ダイヤルズ・クラブ〉と事件の関係が疑われるが……。謎が謎を呼ぶスパイ・スリラー。
バトル警視シリーズ3巻
「ひらいたトランプ」
こちらはポアロが登場するお話でもあります!(ポアロシリーズ13巻目)
「ブリッジ」というカードゲーム中に起こる殺人事件の物語です。
ブリッジを知ってる人がいれば更に面白いと思うのですが、知らなくとも存分に楽しめます。
巧みに読者を誘導しながら最後の種明かしで衝撃を与えるという、クリスティの手腕が光っている隠れた名作でもあると思います。シンプルがゆえに面白いです。
あらすじ
名探偵ポアロは、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。が、ポアロを含め八人の客が二部屋に分れてブリッジに熱中している間に、客間でシャイタナ氏が刺殺された。
しかも、客たちは殺人の前科をもつ者ばかり……ブリッジの点数表を通してポアロが真相を読む。
バトル警視シリーズ4巻
「殺人は容易だ」
こちらの作品は個人的に「してやられた!」と思った作品です。とっても面白かったです。
主人公のルークは、列車内で隣の老婦人から「村で連続殺人が起こっているかもしれない、警察に知らせてくる」というような話を聞きました。
話半分で聞いていたルークですが、次の日の朝にその老婦人が事故にあって亡くなってしまったことを新聞で知ります。
これを不可解に思ったルークは直接村へ調査しにいきます。
これまた最後まで犯人がわからないと思うので、ぜひ考えながら読むことをおすすめします!
あらすじ
植民地帰りの元警官ルークは、列車内で同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で、密かに殺人が行なわれている、彼女はその犯人を突き止めたので警視庁に訴えに行くというのだ。
くだらぬ妄想だと聞きながしたルークであったが、翌日なんとその老婦人が車に轢き殺されたというのだ……。
バトル警視シリーズ5巻
「ゼロ時間へ」
作中に伏線がたんまりあって、最後に向かってどんどん回収されていくんですがそこが非常に気持ちいいです!
ミスリードもあって騙されること間違いなしです。本当に面白く秀逸な作品の一つ。
出版されたのが1944年なので、ポアロの「五匹の子豚」などがリリースされた全盛期の時代ですね。やっぱりすごいですねクリスティは・・・
あらすじ
残忍な殺人は平穏な海辺の館で起こった。
殺されたのは金持ちの老婦人。金目的の犯行かと思われたが、それは恐るべき殺人計画の序章にすぎなかった。人の命を奪う魔の瞬間“ゼロ時間”に向けて、着々と進められてゆく綿密で用意周到な計画とは?ミステリの常識を覆したと評価の高い画期的な野心作を新訳で贈る。
よくある質問(FAQ)
- Q. バトル警視シリーズは、必ず刊行順に読むべきですか?
- A. いえ、そんなことはありません。ただ、1巻と2巻である「チムニーズ館の秘密」と「七つの時計」だけは順番に読んでください!
舞台がチムニーズ館で、登場人物もそれぞれ一緒なので続けて読んだほうが面白いと思います。 - Q. ポアロやミス・マープルが登場する作品はありますか?
- A. はい、3巻目の「ひらいたトランプ」には、エルキュール・ポアロが登場します。
残念ながらミス・マープルは登場しませんが、ポアロを読んでいる方ならぜひ読んでいただきたい作品でうs。 - Q. シリーズの中で、最高傑作と言われているのはどの作品ですか?
- A. 「ゼロ時間へ」だと言われていますが、非常に面白いです。
ネタバレになるので詳しくは言いませんが、バトル警視の冷静な洞察力が最も光る一冊でもあります。
まとめ
バトル警視は、ポアロと違って鋭い直感を持ち、証拠や確信を持つまでは自分の目で見たものを絶対信じないというスタンスを持っています。
知名度はありませんが、個人的に好きなキャラクターの一人です。バトル警視が出てきた時の安心感は半端ないです。
この機会にぜひ読んでいただけると嬉しいです!
アガサ・クリスティのその他シリーズまとめ
アガサ・クリスティのその他のシリーズについては、以下の記事でまとめています。
ご興味ある方は、この機会に読んでみてください!一緒に彼女の作品を全部読みましょう。

【最初の一冊】初心者必見!アガサ・クリスティの読む順番とおすすめ小説をご紹介

【全世界】アガサクリスティのおすすめランキングTOP22|初心者も読みやすい隠れ名作もご紹介
ポアロシリーズ

【名探偵ポアロ】おすすめ世界ランキングトップ15|隠れた名作は?(アガサ・クリスティ)

【もう迷わない!】アガサ・クリスティのポアロシリーズ読む順番をご紹介|小説版
ミス・マープルシリーズ

【決定版】ミスマープルシリーズ(アガサクリスティ)の読む順番一覧|完結済み






