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五匹の赤い鰊(ドロシー・L・セイヤーズ)のあらすじと感想|ピーター卿シリーズ6巻目

「五匹の赤い鰊」(ドロシー・L・セイヤーズ)とは

「五匹の赤い鰊」とは著者のドロシー・L・セイヤーズが1931年に出版した、ピーター卿シリーズの6巻目です。
今作は、シリーズの中でも珍しく物語よりもミステリーに重きを置いた作品となります。

今回は「五匹の赤い鰊」について感想を語っていきます。

ピーター卿シリーズについて

ピーター卿シリーズの読む順番については、以下でご紹介しています。ご興味ある方はぜひご覧ください!

ピーター卿シリーズ(ドロシー・L・セイヤーズ)の読む順番をご紹介! ピーター卿シリーズ(ドロシー・L・セイヤーズ)の読む順番をご紹介!

「五匹の赤い鰊」のあらすじと登場人物

あらすじ
スコットランドの長閑(のどか)な田舎町で嫌われ者の画家の死体が発見された。
画業に夢中になって崖から転落したとおぼしき状況だったが、ピーター卿はこれが巧妙な擬装殺人であることを看破する。

怪しげな六人の容疑者から貴族探偵が名指すのは誰? 大家の風格を帯び始めたミステリの女王が縦横無尽に紡ぎ出す本格探偵小説の醍醐味。
後期の劈頭(へきとう)をなす、英国黄金時代の薫り豊かな第六弾!

釣り師と絵師が住むギャロウェイという場所に滞在していたピーター卿は、早朝に起こった殺人事件に遭遇します。

事件前日を振り返ると、ピーター卿は酒場で絵師のウォーターズたちと呑んでいたんですが、そこにキャンベルが絡んできて喧嘩を始めます。
喧嘩別れした次の日にキャンベルが亡くなってしまい、動機がある人たちを調べるんですが、キャンベルに恨みを持つ人は5人もいました。

みんな示し合わせたかのようにアリバイが存在し、事件は迷宮入りになるかと思いきや、少しずつ容疑者たちのアリバイが崩れていきます。
今作は読者への挑戦のような形式もあって、パズルのようなミステリーを楽しめる作品です。

登場人物

ピーター・ウィムジイ卿:貴族探偵
マーヴィン・パンター:ピーター卿の従僕

サンディ・キャンベル:嫌われ者の画家
グリーン夫人:その家政婦

マイケル・ウォーターズ:風景画家、イングランド人
マクラウド夫人:その大家

ヘンリー・ストラハン:肖像・挿絵画家、ゴルフ・クラブ事務長
ミリー・ストラハン:その妻

ヒュー・ファレン:人物・風景画家
ギルダ・ファレン:その妻

ジョック・グレアム:肖像画家。釣り好き

マシュー・ガーワン:人物・風景画家
オルコック:その執事
アルバート・ハモンド:運転手
エリザベス:女中

ジョン・ファーガスン:風景・人物画家。キャンベルの隣人

ボブ・アンダスン:人望のある画家

ヘレン・マグレガー:少女

スミス=レムジュラー夫人:未亡人

トム・ドルーイット:ウォーターズの友人

ソーンダーズ:ショールームの男

チャールズ・パーカー:スコットランド・ヤードの首席警部
ディーエル:巡査部長
ロス:巡査
サー・マクスウェル・ジェイミソン:警察長

「五匹の赤い鰊」の感想(ネタバレあり)

なかなか読みづらい作品でした。
途中までは面白く読めたんですが、今までの物語重視の作品ではなく、パズル要素が強いミステリーだったので自分には合わなかったという感想です。
少しずつ読んでいったのでそれが敗因かな・・・

おおざっぱに大枠を説明すると、事件が起こってピーター卿たちが調査を行います。
調査後、最後に警官たちが理由と共に犯人当てを始めるんですが、ここである意味著者ドロシーからの”読者への挑戦”が描かれていました。

そして最後の最後に、ようやくピーター卿が事件の再現を行いながら種明かしをします。
恐らく今作で一番の見せ場は、”白い絵の具”でした。
これ普通に見逃しちゃうな〜と思いながら読みましたが、ぶっちゃけだいぶ忘れていたのですぐにはピンとこなかったです・・・

それにしてもミステリーには珍しく、事件が起こる時間表を丁寧に書いてあります。
すごくわかりやすくてよかったのですが、ぶっちゃけそれを上回るほどのキャラクターのアリバイの細かさが読みにくさを助長していて、もったいないなと思いました。

余談ですが、時間といえば松本清張の「点と線」も列車の時刻表のアナをつくような物語でした。

こちらも名作ですので、読んでない方はぜひ。まあ有名すぎてみんな知ってるか・・・

まとめ

今作は忘れた頃にもう一回読みます。
もう宣言しました。ここに書いたので有言実行します。

やっぱり小説は一気に読んだほうがいいですよ。勢いが大事だなと反省しました。

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