キッチン常夜灯シリーズとは
キッチン常夜灯シリーズとは、著者の長月天音によって書かれた住宅街にひっそりと佇む「キッチン常夜灯」に通う主人公たちの日常物語です。
料理小説の中でもかなり描写が美味しそうで、読んでるだけでお腹が空いてきます。
今回はキッチン常夜灯シリーズについてご紹介していきます。
キッチン常夜灯シリーズの読む順番は?
こちらは順番読んでください!
巻ごとの主人公は異なりますが、時間軸は進んでいきますので、まずは「キッチン常夜灯」から読んでください!
キッチン常夜灯シリーズの読む順番一覧(未完結)
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | キッチン常夜灯 | 2023 | あらすじ |
2 | 真夜中のクロックムッシュ | 2024 | あらすじ |
3 | ほろ酔いのタルトタタン | 2024 | あらすじ |
4 | 夜ふけのオニオングラタンスープ | 2025 | あらすじ |
キッチン常夜灯シリーズ 1巻
「キッチン常夜灯」
あらすじ
街の路地裏で夜から朝にかけてオープンする“キッチン常夜灯”。
チェーン系レストラン店長のみもざにとって、昼間の戦闘モードをオフにし、素の自分に戻れる大切な場所だ。店の常連になってから不眠症も怖くない。
農夫風ポタージュ、赤ワインと楽しむシャルキトリー、ご褒美の仔羊料理、アップルパイなど心から食べたい物だけ味わう至福の時間。寡黙なシェフが作る一皿は、疲れた心をほぐして、明日への元気をくれる――共感と美味しさ溢れる温かな物語。
キッチン常夜灯シリーズ 2巻
「真夜中のクロックムッシュ」
あらすじ
夜から次の日の朝まで開いているビストロ「キッチン常夜灯」。
同期の南雲みもざに連れられて、34歳のつぐみは初めて店に足を踏み入れて以来、「今日は常夜灯に行く」ことを、仕事のモチベーションにしている。つぐみは、みもざが店長を務めるチェーン系レストランを経営する株式会社オオイヌ・本社営業部に所属している。
「女性活躍」の目標のもと、女性が店長になった代わりに、ベテランの男性社員が本社勤務になった。
そんな彼らに気を遣いながら、日々仕事に忙殺されているが、直接お客さんと接するわけではなく、やりがいを見出すことが難しい。結婚を意識する彼氏とも、最近ぎくしゃくしはじめている。仕事で疲弊する分、オフを充実させようとするものの、充実が何なのかが自分でもよく分からず、毎日不満とストレスだけが蓄積されていく。そんなある日、秋のデザートメニュー開発を頼まれてしまい……。
キッチン常夜灯シリーズ 3巻
「真ほろ酔いのタルトタタン」
あらすじ
チェーンレストラン「シリウス」を運営する株式会社オオイヌに入社したかなめは、店舗でやりがいのある日々を送るも、数年後に製菓部への異動を告げられる。
製菓部は製菓工場内にあり、どこか閉鎖的な部署だ。頭の固い製菓部長のもと、早く仕事を覚えて戦力になりたいと思うものの空回りする日々。
偶然再会した幼なじみの柊太はカフェで楽しそうに働き、しっかり自分の夢を持っていた。
異動願いを出すべきか踏ん張るべきか、30歳を前にして焦りが増していく。ある日、デザートの打ち合わせに神保町の本社を訪れたかなめは、新田つぐみと出会い、「キッチン常夜灯」を教えてもらう。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいや働く環境、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。
キッチン常夜灯シリーズ 4巻
「夜ふけのオニオングラタンスープ」
あらすじ
チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。
数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。
だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりするのを聞いて、たじろぐと同時に、これまで自分がやってきたことは古いのかとモヤモヤしてしまう。また、頼りにしていた若手が突然やめると言い出し、説得を試みるものの彼の意思は変わらない。
私は「ずっとここにいる人」という目で見られているんだろうなと虚しく思ってしまう。そんなある日、水道橋の倉庫で作業をしたあと、「キッチン常夜灯」を見つけ、お酒と食事を楽しむかなめに偶然出会い、「変わることを恐れてはいけないと、ここで気づかされた」という話を聞く。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいやこれまで積み重ねてきたこと、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。
まとめ
このシリーズに登場する食事がほんとに美味しそうで、こんなあったかい店が近くにあったらなあと思います。
普段いろんなことに疲れた時は、ぜひこちらを読んで癒されてください。
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