つい先日発売された、2026年版「このミステリーがすごい!」の国内・海外作品ランキングが発表されました!
今回もかなり面白そうな作品が揃っていて、これを機会に年末年始休暇で読まれることをおすすめします。
表紙はゲーム「都市伝説解体センター」の廻屋というキャラクターです。
ゲームはミステリー仕立てアドベンチャーゲームで、ドット絵がすごい上に、結構面白かったです。気になる方はぜひ〜
それでは作品を見ていきましょう!
【国内編】「このミステリーがすごい!」(2026年版)
第1位 「失われた貌」/ 呉勝浩
堂々一位に輝いたのは「失われた貌」です!
探偵ものではなく、地道に調査していく刑事ものなんですが、かなり面白かったです!
数多の伏線が最後に回収される爽快感を久しぶりに味わった読了感でした!
いまどき奇想天外な設定のミステリーが多いですが、王道で読みやすいお話だったので、ぜひ一度読んでみてほしいです。
あらすじ
山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。不審者の目撃情報があるにもかかわらず、警察の対応が不十分だという投書がなされた直後、上層部がピリピリしている最中の出来事だった。
事件報道後、生活安全課に一人の小学生男子が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。間を置かず新たな殺人事件の発生が判明し、それを切っ掛けに最初の死体の身元も判明。それは、男の子の父親ではなかった。顔を潰された死体は前科のある探偵で、依頼人の弱みを握っては脅迫を繰り返し、恨みを買っていた男だった。
無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。
『蝉かえる』で日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞をW受賞した新鋭の書き下ろし最新刊は、初の長編にして、警察もの!
第2位 「夜の霧の誘拐」/ 笠井潔
こちらは「矢吹駆シリーズ」8作目の作品がランクインされました。
1970年代のパリを舞台に活躍するカケルが主人公のシリーズで、今回は連続誘拐事件と殺人事件が同日に起きてそれを解決していくお話です。
哲学思想とかがいろいろ登場のするので、好き嫌い分かれると思いますが、ミステリー部分は面白いので一度読んでみるといいと思います。
(百鬼夜行シリーズみたいな感じです。)
あらすじ
1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに運搬役に指名されたのはナディアだった。
同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。
第3位 「禁忌の子」/ 山口未桜
2025年の本屋大賞4位に輝いた作品でもあります。
なんでもデビュー作だそうですが、かなりクオリティの高い医療ミステリー小説です。
最後の展開も読めず何度か驚きましたが、読み終わった後にタイトルの意味を改めて考えると、なるほどな〜となった作品でした。
あらすじ
救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。
しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第34回鮎川哲也賞受賞作。
第4位 「百年の時効」/ 伏尾美紀
個人的にけっこう面白かった作品でした。
刑事もので、昭和の事件を未解決の状態で平成、令和とどんどん受け継いで執念とも言えるほど捜査を行う刑事たちの奮闘ぶりが楽しめます。
100年続いてるので登場人物がかなり多いのですが、伏線がばっちりひいてあって最後が面白かったので、読み応えは抜群です!
あらすじ
嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。
策略、テロ、宗教問題……警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。
真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方は――。感動、スリル、どんでん返し……。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス
第5位 「まぐさ桶の犬」/ 若竹七海
こちら「葉村晶」シリーズの6巻目になります。
女探偵である葉村によるミステリー小説で、毎回痛い目に遭わされるけど事件を解決していくような探偵です。
(不運な目に遭うといえば、カササギ殺人事件シリーズの女主人公もですね)
登場人物に悪者が多すぎて嫌になるかもしれませんが、イヤミスが好きな方にはおすすめです。
あらすじ
葉村晶も五十代に突入し、老眼に悩まされるお年頃。
魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイストとしても名を馳せた乾巌、通称カンゲン先生に、<秘密厳守>で「稲本和子」という女性の行方を捜してほしいと頼まれた晶。彼女の一人娘は学園の理事だったが、本屋で万引きしたとして留置中に急死していた……。
高級別荘地の<介護と学園地区構想>など、さまざまな思惑が絡み合い、
やがて誰もが予想のしない結末へ!
第6位 「ブレイクショットの軌跡」/ 逢坂冬馬
ブレイクショットとは国産のSUVの車名のことなんですが、どんどん持ち主が変わっていく短編集です。
それぞれで独立したお話かと思いきや、最後に一気に収束するのがお見事でした。
比較ではなくちょっと形式が近いなと思ったのが、宮部さんの「長い長い殺人」らへんかなと。
また、逢坂さんは、「同志少女よ、敵を撃て」でかなり話題になった方です。
まだ読んでない方は合わせて読んでみてください!
読んだ感想はこちら。

同志少女よ、敵を撃て(逢坂冬馬)のあらすじと感想|戦場を生き抜く狙撃兵の結末
あらすじ
自動車期間工の本田昴は、Twitterの140字だけが社会とのつながりだった2年11カ月の寮生活を終えようとしていた。
最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトをひとつ車体の内部に落とすのを目撃する。
見過ごせば明日からは自由の身だが、さて……。以降、マネーゲームの狂騒、偽装修理に戸惑う板金工、悪徳不動産会社の陥穽、そしてSNSの混沌と「アフリカのホワイトハウス」――移り変わっていくブレイクショットの所有者を通して、現代日本社会の諸相と複雑なドラマが展開されていく。
人間の多様性と不可解さをテーマに、8つの物語の「軌跡」を奇跡のような構成力で描き切った、『同志少女よ、敵を撃て』を超える最高傑作。
第7位 「神の光」/ 北山猛邦
あらすじ
一攫千金を夢見て忍び込んだ砂漠の街にある高レートカジノで、見事大金を得たジョージ。
誰にも見咎められずにカジノを抜け出し、盗んだバイクで逃げだす。途中、バイクの調子が悪くなり、調整するために寄った小屋で休むが、翌朝外へ出ると、カジノがあった砂漠の街は一夜のうちに跡形もなく消えていた──第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に選ばれた表題作を始め、奇跡の如き消失劇を5編収録。
稀代のトリックメーカー・北山猛邦の新たな代表作となる、傑作推理短編集。
第8位 「エレガンス」/ 石川智健
あらすじ
空襲が激化する1945年1月、警視庁でただ一人、ライカのカメラを扱える石川光陽。写真室勤務である彼の任務は、戦禍の街並みや管内の事件現場をフィルムに収めること。折しも世間では、女性四名の連続首吊り自殺が報じられていた。四人は全員、珍しい洋装姿で亡くなっており、花のように広がったスカートが印象的なため“釣鐘草の衝動”と呼ばれ話題となっていた。
ある日突然、警視庁上層部から連続する首吊り事件の再捜査命令が光陽にくだる。彼と組むのは内務省防犯課の吉川澄一。光陽が撮った現場写真を見た吉川は、頸部索溝や捜査記録の重要性を説く。自殺説に傾く光陽に対し、吉川は他殺を疑っていた。
捜査が進む中で、四人の女性にはある共通点が判明。激しさを増す空襲の中でも、光陽と吉川による必死の捜査が続き、吉川は決然と捜査の意義を語る――。「犯罪を見逃すのは、罪を許容することと同義です。空から爆弾を落として罪なき人々を殺している行為を容認することと同じなんです。我々は、許されざる行為を糾弾する役目を担わなければならないんです」
さらに光陽と吉川の前に、戦時中でも洋装を貫く女性の協力者が現れる――。
本作は、統制下という世界によって自分が変えられないようにするため、美しくありたいと願う、気高い女性たちの物語。
第9位 「目には目を」/ 新川帆立
あらすじ
重大な罪を犯して少年院で出会った六人。彼らは更生して社会に戻り、二度と会うことはないはずだった。
だが、少年Bが密告をしたことで、娘を殺された遺族が少年Aの居場所を見つけ、殺害に至る――。人懐っこくて少年院での日々を「楽しかった」と語る元少年、幼馴染に「根は優しい」と言われる大男、高IQゆえに生きづらいと語るシステムエンジニア、猟奇殺人犯として日常をアップする動画配信者、高級車を乗り回す元オオカミ少年、少年院で一度も言葉を発しなかった青年。
かつての少年六人のうち、誰が被害者で、誰が密告者なのか?
第9位 「抹殺ゴスゴッズ」/ 飛鳥部勝則
あらすじ
ゴッドが好きな高校生の詩郎が出逢った、自分が空想で創ったはずの神の正体とは……? 地元の名士が殺害され、脅迫していたという謎の怪人・蠱毒王とは何者か……?二つの迷宮的な事件が複雑怪奇に絡み合い、恐ろしいカタストロフィが待ち受ける本格超大作!
11位以下の作品や、著名作家による選評については以下をご覧ください。
【海外編】「このミステリーがすごい!」(2026年版)
第1位 「私立探偵マニー・ムーン」/ リチャード・デミング
あらすじ
正統派ハードボイルドにして本格謎解き。
1940年代にすでにハイブリッド型私立探偵小説が誕生していた――。弁護士ランダルから仕事の依頼で事務所に呼び出されたムーンは、待合室で長く待たされていた。応接室からは弁護士の声が聴こえるも、入ってこいとの合図はない。痺れをきらして応接室のドアへと突入するムーン。
そこにはデスクに腰かけたままナイフを突き立てられたランダルの死体がのこされ、殺害犯は廊下へ続くドアから逃亡したものと思われたが……「フアレスのナイフ」をはじめ、義足の私立探偵マニー・ムーンの名推理全7篇を収録した連作中篇集。
《ブラック・マスク》誌などで活躍し、のちにエラリー・クイーン名義のオリジナル作品も手がけた名手による、至宝の〝本格推理私立探偵小説〟ここに甦る!
第2位 「マーブル館殺人事件(上下)」/ アンソニー・ホロヴィッツ
こちらはカササギ殺人事件シリーズの3巻目になります。
2巻で終わったと思ったのに、まさかの続きがやってまいりました。
相変わらず主人公のスーザンがかわいそうなかんじになるのですが、今回も名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズとリンクしたお話になるので、楽しいです。
個人的にかなり面白い展開&読み応えあるミステリーだったので、ぜひ読んでほしいです!
シリーズ一覧はこちら。

【新刊】カササギ殺人事件シリーズ(アンソニーホロヴィッツ)の読む順番一覧|未完結
あらすじ
ギリシアでの生活に区切りをつけ、ロンドンに帰ってきたわたし、スーザン・ライランド。フリーランスの編集者として働いていたところ、予想だにしない仕事が舞いこんできた。
若手作家が名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズを書き継ぐことになり、その編集を依頼されたのだ。途中までの原稿を読んだわたしは、作者が新作に自分の家族関係を反映しているのを感じる。
ということはこの作品のように、現実世界でも不審な死が存在したのか?
第3位 「ハウスメイド」/ フリーダ マクファデン
ちなみにこの続編もありますので、気になった方はぜひ以下もご覧ください!
あらすじ
前科持ちのミリーが手に入れた、裕福な家庭でのハウスメイドの仕事。
だが、この家は何かがおかしい。不可解な言動を繰り返す妻ニーナと、生意気な娘セシリア。
夫のアンドリューはなぜ結婚生活を続けていられるのだろうか? ミリーは屋根裏部屋を与えられ、生活を始める。しかし、この部屋には……。そし
て、家族にまつわる真相が明かされるや、それまでに目にしたものすべてがひっくり返る。恐怖と衝撃のエンタメ小説。
第4位 「罪の水」/ ウィリアム・ショー
あらすじ
心的外傷後ストレス障害で休職中の女性刑事アレックスがランチタイムに遭遇したのは、花嫁ふたりの同性婚パーティ。
そこへ山刀を隠し持った中年女性が乱入し、片方の花嫁に向かって「人殺し!」と叫ぶ騒動を引き起こす。中年女性は、一方の花嫁の元夫が7年前に行方不明になり妻に殺されたのではないかと疑う、母親だった。
アレックスの介入によって事なきを得たが、これは複雑に入り組んだ悲劇のたんなる発端に過ぎなかった……。ケント州の海沿いの町ダンジェネスを舞台に、7年前の行方不明事件、夫婦惨殺事件、町民を巻き込んだ大規模な投資詐欺、そして意外な犯人像と意外な結末。‶イングランドの砂漠〟と呼ばれる町を舞台に複雑な人間ドラマを紡ぎだす、CWA(英国推理作家協会)最優秀長篇賞(ゴールド・ダガー)最終候補作品。
第5位 「夜明けまでに誰かが」/ ホリー・ジャクソン
著者のホリーは「自由研究には向かない殺人」シリーズで有名になった方です。
こちらのシリーズも面白いので、ぜひ以下の記事もチェックしてみくてださい!

優等生は探偵に向かない(ホリージャクソン)のあらすじと感想|シリーズ2巻目
あらすじ
高校生のレッドは、キャンピングカーで友人3人、お目付け役の大学生2人と春休みの旅行に出かけていた。
だが人里離れた場所で車がパンク。
携帯の電波は届かない。そして何者かに狙撃され、残りのタイヤと燃料タンクを撃ち抜かれてしまう。
午前零時、サイドミラーにかけられたトランシーバーで、狙撃者から連絡が。その人物は6人のうちのひとりが秘密をかかえている、命が惜しければそれを明かせと要求してきた。制限時間は夜明けまで。閉ざされた空間で展開される極限の探り合いと謎解き。『自由研究には向かない殺人』の著者の新たな傑作!
第6位 「デスチェアの殺人(上下)」/ M・W・クレイヴン
こちらは大人気の「ワシントン・ポーシリーズ」6巻目です!
気になる方は、以下の記事でご紹介してますのでご覧ください!

【新刊】ワシントン・ポーシリーズ(M.W.クレイヴン)の読む順番一覧|英国ミステリーの最強作
あらすじ
カルト教団の指導者が木に縛られ石打ちで殺された。聖書の刑罰を模した奇妙な殺害方法に困惑するポー。
さらに遺体には、分析官ブラッドショーにも分からない暗号が刻まれていた。事件の鍵はカルト教団にあると推測する二人。
一方でポーの所属する重大犯罪分析課に上層部から嫌疑がかかり、スパイが送りこまれる。チーム解体の危機が迫る中、ポーたちは捜査を開始するが……。大人気英国ミステリ、衝撃のシリーズ第六作。
第7位 「イーストレップス連続殺人」/ フランシス・ビーディング
あらすじ
風光明媚なノーフォーク海岸沿いの保養地イーストレップスで、老婦人が友人宅を訪れた帰りにこめかみを刺されて殺害される。続けて第二、第三の殺人が同様の手口で繰り返され、街は謎の殺人鬼「イーストレップスの悪魔」の影におびえることに。
地元警察はついに有力な容疑者を確保するに至るのだが……。意を凝らしたミスディレクションと巧妙なレッドへリング、白熱の裁判シーン、フーダニットとしての完成度。
映画『白い恐怖』原作者による、本格ミステリー黄金期の知られざる傑作を本邦初訳!
第8位 「アルパートンの天使たち」/ ジャニス・ハレット
あらすじ
2003年、ロンドン北西部の廃倉庫で、自分たちは人間の姿をした天使だと信じるカルト教団《アルパートンの天使》信者数人の凄惨な遺体が見つかった。指導者の自称・大天使ガブリエルは逮捕され、現場で保護された17歳の男女と生後まもない乳児のその後は不明……。
事件から18年、巧妙に隠蔽されてきた不都合な真相を、犯罪ノンフィクション作家の「取材記録」があぶり出す。
圧巻のミステリー!
第9位 「世界の終わりの最後の殺人」/ スチュアート・タートン
こちらは一応シリーズもので、「イヴリン嬢は七回殺される」が1巻目になります。
読んだ感想などの詳細は以下でご紹介しております!

「イヴリン嬢は七回殺される」あらすじと感想|犯人を見つけるまでループから出られない?
あらすじ
突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」、そこには100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が平穏に暮らしていた。沖には霧の侵入を防ぐバリアが布かれ、住民たちはインプラントされた装置により〈エービイ〉と名づけられたAIに管理されていた。だがある日、平穏は破られた。科学者のひとり、ニエマが殺害されたのだ。しかも住民たちは事件当夜の記憶を抹消されており、ニエマの死が起動したシステムによってバリアが解除されていた。霧が島に到達するまで46時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること――。
果たして「世界の終わりの島」に隠された秘密とは? そして真犯人は誰なのか?
人格転移タイムループ館ミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』、海洋冒険ホラー歴史ミステリ『名探偵と海の悪魔』に続く鬼才スチュアート・タートンの第3作。特殊設定メガ盛りで読者に挑戦するポストアポカリプス犯人捜しミステリ!
第10位 「ヴァイパーズ・ドリーム」/ ジェイク・ラマー
あらすじ
1961年、ニューヨーク。ジャズ全盛のハーレムで最も怖れられる麻薬密売人クライドはその日、自身が犯した殺人を後悔していた。
殺しは今夜で3度目だが、悔いたのははじめてだった。自責の念に沈むさなか、ジャズ界の庇護者パノニカから「3つの願い」を訊かれ、因縁を探る彼の思索は遠い過去へと跳ぶ。
1936年にトランペッターを志し田舎からひとり大都会に出てきてからの日々、そして愛する歌姫に出会ってからの日々へと……。
11位以下の作品や、著名作家による選評については以下を読んでくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
基本的に海外作品を読むことが多い私ですが、今回ランクインした作品はどれも力作のものばかりでした。(ただし文庫本が少ないので、ちょっとお財布にはきついかな・・)
ちなみに過去分は以下でご紹介していますので、まだチェックしていない方はぜひ!

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